保護猫日誌 猫保育園休園中

2006/10/10(火)03:59

再会と別れ

とらちょ(74)

すっきりと澄んだ秋晴れの日。とらちょとの再会を楽しみに、おかるさんと里親さん宅へ向かった。 一段とがっしりして大人びたとらちょは、私たちを見るとそそくさとソファの下へ。明らかに、初めましてのはにかみをいただきました…。フーッ!こそされなかったものの、見知らぬ人への警戒心丸出しそのもの。こらこら~、それはあまりでないかぃ?でもこんな再会は、初めてこちらに来た日に すでに予想はできていた。あの日 キャリーバッグから顔を出したとらちょは、そこがどこかも周りの私たちも眼中になく、ティキちゃんだけに釘付けだったもの。その時に、とらちょのそれまではリセットされてしまったのかも知れない。よりよく新しい環境になじむために、新しい絆を築くために。それが仔猫の小さな心には一番負担のない生き方。私たちへのクールな振る舞いも、とらちょがそこを自分の居場所としている証として、 かえって頼もしく安心できた。そんな様子はまた、里親さんに託すことがとらちょを裏切るようで、辛く思っていた私の気持ちを軽くしてくれた。 今日からとらちょは正式な家族に。 猫たちのことを優しくおおらかに語ってくださる里親さんに、 とらちょの心配はもういらないと思えた。これからますます、とらちょはこのご一家を愉快にかき回していくことだろう。 残念なことにティキちゃんの体調がよいとはいえず、ふたりの元気に駆け回る姿を見られなかった。ティキちゃん、早くよくなりますように。皆様、とらちょを末永くよろしくお願いします。  

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