今空家の我家に、久しぶりのお客様がいる。
クータン@Mayu-☆さんだ。
帰省される間、お預かりすることになった。
クータンは20歳の高齢。 それに目が見えない。 歯もない。
最初はとてもお引き受けできないと思った。
老猫介護を一度卒業はしているけれど、おろおろダメダメの介護人だったし。
人様の老猫さんを…なんてとてもとても。
お話だとクータンはすごく元気でご飯も自分で食べて、
見た目もとてもそんな歳に見えないくらいらしい。
もし不安ならめいちゃんを預かってもらって、うちでクータンをと
moomamaさんは言ってくださったが、
めいちゃんは迎えられてから、やっとひと月。
今環境を変えるのは、めいちゃんのためには絶対に避けてあげたい。
そして、先日行った広島で会ったベリーちゃんのたくましさを思い出したり、
いろいろ助けていただいて介護を終えられて、
自分自身も誰かの、猫さんのために何かしてあげたいと思っていたし、
猫のお世話は好きだし、空家だし…
などなど頭の中でぐるぐる考えて、お引き受けするとお答えしていた。
不安がないわけではないけれど、
それはどの子をお預かりしても決して0ではない。
そう自分に言いきかせて、具合が悪くなった場合のこともきちんとお伺いして、
クータンを迎えた。
Mayu-☆さんはくるくるの髪が素敵なお姉様。
以前猫手でお見かけした印象よりも、ほっそりした方だった。
クータンは初めての場所でも臆する風もなく、
端に置いてある加湿器の前が気に入ったのか、そこで寝転んだ。
大きなトイレやお気に入りのムートンのベッドを配置して、
しばらくクータンのお話を聞かせていただいた。
本当に20歳?というほど、体格もしっかりしていて、黒い毛はつやつや。
ゆっくりとした動作や落ち着いた表情、あごの白髪などに老猫の風情がある。
あのk/d缶を裏ごししたのを4分の一ずつ一日一缶もりもり食べるという。
みこりんが受け付けなくて、無理やり口に押し込んでいたヤツだ。
うらやましい…。
その甲斐あって、腎臓の数値もよくなったそうだ。
失明したのは今年になってからで、順応するのは早いものだと感心した。
何の手もかかりません。 の言葉どおり、
クータンはきっと自分の家にいるのと同じように、くつろいでくれている。
トイレも自分で探し当ててちゃんとするし、ご飯の場所にも行ける。
最初落ち着いた場所は端で床暖房の効きがよくないので、
ベッドを加湿器ごと移動してあげたら、ちゃんとその場所も覚えてくれた。
すごいよ~、クータン。
でもやっぱり心配なので、今夜はソファで休んだ。
これはとらちょの時と同じ。^^