テーマ:ヨーロッパ旅行(4250)
カテゴリ:旅
『ヴェネツィア』
一年後の3月半ば・・・ マルペンサ空港で乗り換え シートに着いたまでは 覚えている。 すごい揺れと轟音で 目覚めたら マルコ・ポーロ空港着 だった・・ 1時間爆睡!! 機内サービスも 受けれず残念だった。 ヴェネツィアの空港は まだ新しく斬新なデザインがおしゃれ! ヴェネツィア映画祭・・ふと思い浮かべた。 バスで20分ほど、鉄道と平行しながら本島への橋を渡りローマ広場へ。 夜も遅く人通りもなく、近くにあるはずのホテルを探すのに10分余・・ 一人だったらとても不安だろう。 ヴェネツィアの朝は窓下の櫓の音で目覚める。運搬用のボートが早や水路を行き来する。 ミルク色の霧の中、序々に行き交う人々のシルエットが増していく。 いいお天気そうだ。 念願のヴェネツィアを歩く・・・気ままに。それこそガイドブックなしで。 壁にひょっこと矢印が出る。迷っても運河へでれば大体場所はわかる。 3月半ばとはいえ、陽射しは強く、アドリア海に浮かぶリド島が蜃気楼のように霞んでいた。 白いもやの中に浮かぶその建造物はオスマントルコとの物語を思わせた。 リアルト橋近くの運河べりで昼食!シーフードのオードブルと パスタとピッツア、各皿一人前づつだけど食べきれない。55ユーロ! 高すぎ!!!そういう場所だった・・・ウ、ウ、。 仮面が一杯の屋台を見るのも楽しい。猫の仮面人形がマジほしいと悩んだり。 息子なんて行き交うゴンドラを見て「ディズニーシー」だ!なんて・・・。 一大アトラクションだ~って大喜びしている。 塔に上がる、街並みを見下ろしながら、家々の屋上が面白くあちこち眺めていた。 屋根裏部屋を作っていたりテーブル&チエアでくつろいでいたり・・・ と、さび付いているように見えた頭上の巨大な鐘が突然鳴り響く! うわ~と、あわてて人々は階下へ殺到した。 疲れたら海を眺め、行き交うゴンドラを眺める。時には手を振る・・・。 ものうげな午後の波間。鳩に餌を与える人々。 日本は鳥インフルエンザの渦中だったので思わず後ずさった私。 この街に滞在して近隣の街を往復するような旅がしてみたいと夢のように思う。 夕方、街に深い彩りを添える夕闇がせまる頃、水上タクシーで、ローマ広場まで。 コープがあり、ついつい色んなものを物色! お菓子の一袋がとてつもなく大きい!パンやサラダ、生ハムそしてワインを買い込み ホテルの部屋で夕食とする。節約!節約!この時の生ハムが病みつきでどこへ行っても スーパーを探し、生ハムを買い込んでいた・・・。 朝、散歩がてら幾つもの橋を渡り、サンタ・ルチア駅へ。 列車の時間を確認し、通勤の人々に混じって街を歩く・・・。 運河には早や、日本人客を乗せたゴンドラが行き交う、皆楽しそうだ。 11時過ぎにインターシティ(特急ぐらい?)に乗る。ボローニャ行!! ポー川をまたぎ、どこまでも緑の平原がのびやかだ。 途中、フェラーラを通過。 この街にはエステ家に嫁いだルクレツィア・ボルジアの墓所がある。 チューザレ・ボルジアの妹。私の好きな歴史物語!チューザレの・・。 途中下車してみたい思いにかられながら車窓の後ろに見送った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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