柚子産地
柚子産地日本国内産地としては、京都市右京区の水尾、高知県馬路村や北川村など高知県東部地方の山間部が有名である他、山梨県富士川町や栃木県茂木町、最も古い産地の埼玉県毛呂山町等、全国各地に産地がある。海外では、韓国最南部の済州島や全羅南道高興郡など、中華人民共和国の一部地域で栽培されている。現在の日本で栽培されるユズには主に3系統あり、本ユズとして「木頭系」・早期結実品種として「山根系」・無核(種無し)ユズとして「多田錦」がある。 「多田錦」は本ユズと比較して果実がやや小さく、香りが僅かに劣るとされているがトゲが少なくて種もほとんどなく、果汁が多いので本ユズよりも多田錦の方が栽培しやすい面がある(長いトゲは強風で果実を傷つけ商品価値を下げてしまうため)。