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ワインのポリフェノールが効果
ポリフェノールの最も注目されている効果が、動脈硬化の予防です。動脈硬化は、動脈の内膜にコレステロールなどが溜まって厚くなり、血管に弾力性がなくなり、血液が詰まる状態です。心臓の血管に起こると、狭心症、心筋梗塞、脳の血管に起こると脳出血、脳梗塞などを起こします。 一般にコレステロールには、善玉コレステロール(HDL-コレステロール)と悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)の2種類があり、悪玉コレステロールの増加が動脈硬化を引き起こすと説明されている本が多いようですが、実は本当の悪さは,酸化という反応を受けたLDL-コレステロール(以下LDL)が動脈硬化の原因になることがわかっています。 LDLは腐った脂で体に害を及ぼすので、防御反応としてマクロファージという細胞がこのLDLを食べて血液内の掃除をします。ところが、酸化LDLが多いと、マクロファージは自分の体の限界を越えて酸化LDLを食べるため、自分自身が破裂してしまい、その残骸が動脈の壁に張り付き、動脈硬化を起こす引き金にしまうのです。 このLDLの酸化を,ポリフェノールが抑えることが出来ます。ポリフェノールは元々酸化しやすい物質で、活性酸素がLDLを酸化する前に、自分自身が活性酸素を使って酸化してしまい、LDLの酸化をブロックすることになります。 では、どのくらい赤ワインを飲めば、動脈硬化の予防になるのでしょうか?ポリフェノールの1種であるフラボノイドは、毎日19.1mg以上摂取すると、心疾患の発生は三分の一抑えられるという報告があります。1日グラス2杯程度でよい」ともいわれています。 脂肪分の多い肉を食べると動脈硬化のリスクは高まるのは常識です。肉に赤ワインというのは、その相性だけでなく、LDLの酸化を防ぐという意味で、人間の自然に備わった知恵なのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/07/13 07:28:45 AM
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