東京・板橋の病院の火災・続編
「成増厚生病院」の火災の続報です。今回は「asahi.com」からの引用です。【引用ここから】東京・板橋の病院で火災、患者死亡 容疑の患者の男逮捕2006年10月15日19時28分 15日午前2時ごろ、東京都板橋区三園1丁目、成増厚生病院(新貝憲利院長、689床)の精神科病棟2階で、重症患者用の病室の一室から出火、約6平方メートルが焼けた。火元近くの別の病室にいたとみられる入院中の女性(52)が、煙を吸うなどして死亡。ほかに入院していた男女5人が重軽傷を負った。高島平署は同日、火元の病室にいた入院患者の男(50)を現住建造物等放火の疑いで逮捕した。病院側の管理態勢についても調べている。 同署の調べでは、男は同日午前2時ごろ、室内の布団にライターで火を付け、壁などを焼いた疑い。「近くの病室の入院患者が始終ドアをたたきうるさかったので、火を付ければやめると思った」と話している。ライターは事前に、同階のナースセンターからひそかに持ってきた、と話しているという。男にけがはなかった。 同病院などによると、病院の精神科病棟は4棟。この火事で、同じ病棟に入院していた患者約220人が避難した。 火元とみられる2階の病室は廊下を挟んで3室ずつが向かい合っており1室に1人が入院。各室それぞれが外側から施錠されている。室内に火の気のあるものはおかず、入室する際には身体検査をするという。病院側は前夜の検査では、異状に気付かなかったという。 病院などによると、男の病室は職員が開けたため逃げて無事だったが、死傷した患者の病室は鍵を開けるのが遅れたという。 【引用ここまで】以上が本日朝の段階で載っていた情報です。そして、先ほど調べたところ、以下のような情報が載っていました。引用元は同じく「asahi.com」です。【引用ここから】板橋の病院火災、病室開錠遅れる 消火活動を優先2006年10月16日15時08分 東京都板橋区の成増厚生病院で患者6人が死傷した放火事件で、当直の看護師らが消火を優先したため、重症患者用の病室の解錠が遅れていたことがわかった。放火容疑で逮捕された入院患者の男(50)は「ナースセンターから持ってきたライターで火をつけた」と話しており、警視庁は病院の管理態勢や避難誘導が適切だったか調べる。 捜査1課などの調べでは、火元は精神科病棟2階の重症患者用病室。6部屋あり、それぞれ外側から施錠されているが、火事に気づいた当直の看護師は火元の病室だけドアを開け、ほかの5部屋は施錠したまま消火活動をしていたという。 到着した消防隊が5部屋を解錠したが、火元の向かいの部屋の入院患者が死亡した。死因は一酸化炭素中毒とみられる。 また、逮捕された男は就寝前にたばこを2本吸っていた。この時、ライターで火をつけた看護師は、男の病室からライターは持って出たという。同課などは、男がどのようにライターを病室内に持ち込んだのか関係者から事情を聴いている。 【引用ここまで】「成増厚生病院」に関しては、「お姉たん」の入院中のことも含め、後日、ゆっくりと時間をかけて書きたいと思います。ただ、「お姉たん」の経験から言えば、「身体検査」なんて限りなくないに近かったし、「お姉たん」が隔離室に収容されていたときに「防災訓練」があったけれど、隔離室に関しては訓練はなかったですね。参考までに「成増厚生病院」のHPから、病棟構成を引用しておきます。【引用ここから】C1,2病棟 東京アルコール医療総合センター 75 C3病棟 男女混合 急性期治療病棟 59 S1病棟 男女混合 社会復帰病棟 58 S2病棟 男女混合 閉鎖病棟 57 S3病棟 男女混合 急性期治療病棟 49 S4病棟 男女混合 開放病棟 66 E1病棟 内科・精神科合併症治療病棟 45 E2,3病棟 男女混合 老人病棟 各58 E4病棟 女性 閉鎖病棟 52 E5病棟 男性 閉鎖病棟 52 内科病棟 (呼・循・消) 48 【引用ここまで】「お姉たん」が入院したことがある病棟はC3です。ただし、隔離室に関して言えば、C3以外の病棟(S1かE1)も利用しています。取り急ぎ「お姉たん」担当。