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弁護士YA日記

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日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2013.11.01
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カテゴリ:弁護士業務
先日、一橋大学で開講されている講義にゲストスピーカーとしてお話させて頂く機会があった。

一橋大学は母校。
前に訪問したのがいつか、正確に覚えていないが、おそらく数年前だろう。
新幹線、中央線を乗り継いで、国立駅に降り立った時、おかえり、と言われたような気がした。

ただいま、と心の中で呟きながら、深呼吸。
よく晴れた日で、大学通りの街路樹から、キラキラと木漏れ日がこぼれている。

辺りを見回しながら大切に一歩一歩進む。よく立ち読みした本屋さんも、ケーキひとつで長居した喫茶店も、ちゃんと残っている。

大学の正門に辿り着くと、週末に予定されている学園祭の大看板がお出迎え。そうだ、この季節だった、と一気に学生時代にタイムスリップした。
雑木林があるキャンパス内では、小さな子どもが、ドングリだろうか、地面を一心不乱に見つめながら、何かを夢中で拾っていた。思わず微笑んでしまう。

まずは、指導教官だったG先生のお部屋にご挨拶に伺う。
四方八方、ぐるりと連なる本の山の中で、G先生は、変わらぬ穏やかな笑顔で出迎えて下さった。
ほんの10分程度しかお話する時間はなかったが、それでもお話できただけで心がじんわりと暖かくなった。

講義する大教室に移動し、嬉しいなあ、幸せだなあ、と心から思いつつ、教壇の横に立って、学生が次々と入室してくる様子を見守っていた時、この気持ちを素直に伝えたいなあと思った。

そこで、冒頭にこんなことを話してみた。


みなさん、こんにちは。弁護士の葦名です。今日は、このように沢山の方々の前でお話させて頂く貴重な機会を頂き、本当にありがとうございます。とても嬉しく光栄に思っています。

本校は母校です。

「 人間はな、景色でも友だちでも、懐かしいものを持っていなければならん。懐かしさで一杯のものを持っていると、人間はそう簡単には堕落しないものなんだ」

これは、三浦綾子さんの泥流地帯という小説に出てくる言葉なのですが、今日、色づき始めた並木道に、キラキラした木漏れ日がこぼれる、この上なく美しい大学通りを歩いていて、ああ、この通りに、私の「懐かしさで一杯のもの」が溢れていると、とても幸せな気持ちになりました。

これからの90分、大学通りに降り立った瞬間に押し寄せてきた眩いばかりの幸福感を忘れずに、そして、私に沢山の懐かしいものを与えてくれたと同時に、私の堕落を防いできてくれた母校への限りない感謝を胸に、心を込めてお話させて頂きたいと思います。



続きは、またご紹介しますが、まずは、懐かしさで一杯のものに再会した幸せを忘れないうちに、書き留めておきたい。

悲しいこと、辛いこと、諦めたくなること、どんな険しい山が行手に待っていても、私は、前を向いて乗り越えていこうと思うのです。

この日の幸せを心に刻んでいれば、どんなことだって乗り越えていける。
そんな気がしたのです。





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Last updated  2013.11.02 00:50:38
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