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弁護士YA日記

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〒420-0837
静岡市葵区日出町5-3
TEL 054-269-4590
FAX 054-269-4591
http://hinodecho-law.jp/
日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2016.01.19
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本年1月から、日出町法律事務所に、間光洋弁護士が加わりました。
http://hinodecho-law.jp/

二週間前の間さんの合流と共に、新たに事務局Kさんも加わり、おまけに、69期司法修習生Tさんの実務修習(弁護)の受け入れも同時スタートで、今まで私と事務局Aさんの2人だった事務所が一気に5人になりました。
皆で、コミュニケーションをしっかり取りながら、全員が気持ちよく働ける体制を作って軌道に乗せていきたいなあと思います。

この二週間、一番新鮮だったのは、「保釈請求」「保釈金の納付」といった事務が発生して、事務局さんが走り回っていること!
そうです、私、刑事事件はここ数年ほぼ受任していないので、当然、刑事事件に付随する事務も発生していませんでした。刑事訴訟法ゼミ出身の私、元々刑事事件には思い入れが強く、刑事事件・少年事件に教えてもらったこと、励まされたこと、勇気づけられたこと、この場に書き切れない程沢山あったのですが、現在は、諸事情で刑事事件を責任をもってお引き受けすることは難しく、よほど例外的事情がある場合を除き受任していません。

でも、刑事事件への愛着は消えることなく私の心に刻まれているので、今回の間さんの加入によって、刑事事件が再び身近に戻ってきたことをとても嬉しく感じます。
まして、間さんは、刑事事件も受けている、というレベルではなく、HPをご覧頂ければ分かるように刑事弁護の専門性を高めていきたいという確固とした決意を胸に弁護士人生を歩んでいるので、今後は、事務所に刑事事件が途切れなく存在することになりそうです。
身を切られるような凄まじい孤独の闇にいることもある被疑者・被告人のことは勿論、「誰になんと言われようと」最後まで彼・彼女の味方であろうとする間さんの活動を心から応援しています。

間さんは、平成17年に大阪にて弁護士登録、大阪パブリック法律事務所を経て、平成23年から静岡に移ってきました。
(大阪パブリック法律事務所のHP)
http://www.osaka-public.jp/
私は、最初に登録した事務所が東京パブリック法律事務所で、福島県相馬市への赴任を経て、平成20年から静岡に移っています。
(東京パブリック法律事務所のHP)
http://www.t-pblo.jp/

間さんとは、同じ年齢であること、他の地域から静岡に移ってきたという経歴が共通すること、静岡綜合法律事務所時代の同僚でもありお互いの仕事のやり方を分かっていた等の要素はありますが、やはり、場所は違えど、同じ都市型公設事務所である「パブリック」の出身であるという共通点があることが、信頼の最大基盤であるように思います。

私にとって、東京パブリック法律事務所は、箸にも棒にもかからない本当にびっくりするほど駄目な弁護士だった私を根気強く育ててくれた事務所であるという心の故郷ともいうべき場所です。
そして、同時に、私に、司法の役割、法律家の役割はどうあるべきか、という壮大な問題に対し、弁護士一人一人が自覚的に日々の仕事の実践を通じて取り組まなくてはいけないということを教えてくれたかけがえのない場所でもあります。

刑事事件専門を特徴とする大阪パブリック法律事務所も、高い理想を掲げ続ける事務所であり、若い弁護士だった間さんにとって、どれほど沢山のことを学んだ場所であったかは、間さんの机の上に、大阪パブリック法律事務所の理念である「誰が何と言おうとあなたの味方です!」という言葉を書いた葉書が飾られ続けていることから、容易に推察できます。

ちなみに私の机には、東京パブリック法律事務所に在籍していた新人時代に同期や先輩方に囲まれて撮影した写真を飾っています。何かの飲み会の後なのでしょうか、皆ニコニコしています。それにしても先輩方、お若い!13年前ですものねえ。久々に見入ってしまいましたが、お一人お一人に(叱られた)思い出がありまして、懐かしいやらほろ苦いやらでうるうるしてきます。

間さん加入に伴い、日出町法律事務所では、事務所全体の目標として、今後、都市型公設事務所に共通する理念である司法アクセスの改善、法曹養成等の諸問題に、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
具体的にどんな取り組みをするか、については、まだ間さんと色々と意見交換している段階で、これからきちんと詰めていかなければいけません。でも、一人一人の弁護士が仕事をする上で理念と目標を持ち、事務所という職場を通じて共有する理想を具体化させていくことを、私たちはとても大事なことだと考えていますので、今後もHPやブログを通じて発信していきたいと思います。

あと、私の場合、弁護士登録13年目に入り、日々に追われる中で、原点を忘れることはなくても、磨くことはできていない、成長できていないという焦燥感を常に感じていました。自分はもっと成長しなければならない、もっと勉強して努力しなければならない、でも実際には全然できていない、日々の忙しさを言い訳にしている、その場を乗り切ることで一杯になっている・・・そんなことをここ数年いつも感じてきました。

間さんも、常々もっと成長したいということは感じていたようで、そういう想いを共有できる時期だったことはお互いにとって幸運でした。感情豊かで落ち着きに欠ける私と異なり、穏やかで冷静なお人柄の間さんが、心に秘めている情熱に、時々はっとすることがあります。
それぞれに足りないところを見つめ、勉強し、切磋琢磨し、一歩でも二歩でも成長していきたい、そう思います。

色々な想いを同じくする仲間と合流できた喜びはありますが、ここからがいよいよスタートだ、という身が引き締まるような思いの方が強く、向上心を加速させて日々を生きていきたいと心から思っています。思っているだけじゃなくて行動します、今年こそ!と強い決意を言葉にしてみました。

最後に、私と間さんの挨拶状を末尾に貼り付けておきます。
支えて来て下さった多くの方々への感謝を心に刻みつつ、一歩でも前へ進めるよう精進して参りたいと思いますので、皆様、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

謹啓 新春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 この度、当事務所に、間光洋(はざま・みつひろ)弁護士が加入することになりました。
 間弁護士は、平成17年に弁護士登録した後、大阪、静岡にて、多様な民事・刑事・家事事件を取り扱いつつ、裁判員裁判や再審事件等、難しい刑事事件にも積極的に取り組んできました。また、全国各地で日弁連の主催する裁判員裁判の研修の講師を担当したり、静岡大学法科大学院で刑事法の講義を担当したりする等、教育者としての実績も積んできました。
 間弁護士の一つ一つの事件に真摯かつ誠実に向き合う姿勢や、丁寧でありつつ筋の通った教育者としての実践には学ぶところが多く、この度、一緒に仕事ができることを心から嬉しく思っています。
 今後、間弁護士と切磋琢磨しながら、より多くの方々に、当事務所の理念である「身近で優しく温かな司法」をご提供できるよう、努力精進して参りたいと思います。
 皆様には、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬白

弁護士 葦名 ゆき
 
謹啓 初春の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 このたび静岡綜合法律事務所を退所し、日出町法律事務所に移籍することになりました。
 平成23年4月に大阪から静岡に移り、会務では主に刑事弁護の分野に取り組んでまいりました。また、静岡大学法科大学院では非常勤講師として刑事法の講義の一部を担当させていただいています。昨年は、裁判員裁判や否認事件に2人目の弁護人としてお誘いいただき、多くの刑事事件を担当することができました。日頃の皆様からのご高配に心から感謝申し上げます。今後も、民事事件はもちろんのこと、刑事弁護の分野で専門性を高め、力を入れて取り組んでいく所存です。
 葦名弁護士は東京パブリック法律事務所、私は大阪パブリック法律事務所と同じく都市型公設事務所に在籍していました。いずれの事務所も司法アクセスの問題や法曹養成といった課題に取り組んでいます。そのため葦名弁護士とは問題意識を共有しており、今後は微力ながら司法アクセスの問題や法曹養成に事務所として取り組んでいこうと構想しています。
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
                                      謹白

弁護士 間  光洋





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Last updated  2016.01.20 02:43:05
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