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弁護士YA日記

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日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2016.11.05
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カテゴリ:弁護士業務

11月23日(水)早稲田大学で、「女子中高生のみなさんへ 女性の裁判官・検察官・弁護士の仕事や働き方ってどんなかな?」と題するシンポジウムが、内閣府、男女共同参画推進連携会議、日本弁護士連合会の主催で開催されます。

http://www.gender.go.jp/public/event/2016/renkeievent1123.html

私は、「グループセッション」の講師の一人として参加するのですが(分野は「民事・家事」)、事前にプロフィール原稿なるものを出さなければならず、先程何とか書き上げ、担当事務局に送付しました。
仕事の内容とか経歴とかはともかくとして、女子中高生向けに、真正面から「仕事の面白さ,やりがい,意義,難しさ等」を言葉にして記載するのは、難しかったです。「難しさ」とかこんな正直に書いて良いのだろうかと思いつつ、自分の中高生時代の感性の鋭さを思い出すと、誤魔化すのは嫌だと思いました。
この一番難しかった部分だけ、貼り付けておきます。

■仕事の面白さ,やりがい,意義,難しさ等

 相談者、依頼者のご要望は一人一人異なります。まずは、目の前の方が何を求めているのか、感性を研ぎ澄ませて傾聴することを心がけます。自分の価値観や自分の人生観で、ご要望を切り捨ててはいけないと思っています。目の前の方がいらっしゃる海に一緒に飛び込んで考える「魚の目」を持とうと心がけています。

 一方で、法律知識を持った専門職として、その方のご要望を法律に基づいて実現できる可能性がどの程度あるのか、どのような手続を取ることが必要かを第三者的に冷静な目で俯瞰する「鳥の目」を併せて持たなければなりません。

 この「魚の目」、「鳥の目」のバランスは非常に難しく、未だに試行錯誤していますが、このように、日々難しいことに挑戦できることが、弁護士の仕事の面白いところであると感じています。

 やり甲斐は、過去の出来事及び現在の紛争のことで心が一杯になっている相談者・依頼者の方が、その方なりの未来を語り出す一瞬に立ち会えることだと思います。

 紛争の渦中にいる人の心は、現在のことで一杯で、未来を考える余裕はないことが通常です。現在起きていることで一杯になった心を整理して、未来への道筋を一緒に考えることが私たちの仕事の本質だと私は思っています。未来への道中をご一緒している時に、ふとした瞬間、他ならぬその方自身の表情や言葉が、未来を差し示すことが、時々あります。

 誰かが押し付けたのではなく、その人の中から希望と未来がこぼれ出てくる瞬間、私は、心の底から、弁護士になって良かった、と思います。

 このように、一人一人の依頼者のために一つ一つの事件に向き合うという日々の仕事を通して、物理的な力や経済力、様々な意味での権力によってではなく、法律の定めたルールに従って、手続を遵守して紛争を解決する「法の支配」を社会に根付かせていくことに繋がります。自分の生活を成り立たせていく手段である日々の仕事が、「法の支配」の実現という大きな公益に寄与していることが、弁護士という職業の社会的な存在意義であると考えています。

 沢山の事件や公益的活動に並行して取り組んでいるために、常に時間との闘いを強いられており、心身共に疲弊することがあります。余りにも疲弊すると、感性が鈍ってしまい、仕事の質も落ちてしまいます。一瞬だけ輝けばいいというものではなく、継続して良質な法的サービスを提供していかなければならない仕事ですから、自分を大切にしなければならないのですが、自分の心身をきちんと管理していくことは、時に難しいことだと感じます。



この原稿は、このシンポジウムに参加する女性法曹全員が記載して、当日の配布資料になるということなので、とにかく他の方がどんなことを書いていらっしゃるのか楽しみで仕方ありません。
法律家同士でも、普段、「仕事のやり甲斐って?」なんて話をしないですからね。
特に、裁判官、検察官とそんな話をする機会は全くといって良い程、ないですからね。裁判官と検察官の仕事のやり甲斐とか難しさって何なんだろう?とっても興味があります!

ましてや、このシンポジウムの講師陣は、めちゃくちゃ豪華なのです。
一方的に存じ上げている有名なキラキラ法曹が一杯なのですよ、勝手に名前を言ってはいけないのかなと思うので、黙っていますけど、講師リストを見て、女子中高生そっちのけでやる気が出ました(笑)。

会場が東京というのが残念で仕方ないのですが、静岡の女子中高生の皆様も是非どうぞ!です。
本当にお勧めです。






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Last updated  2016.11.05 06:51:49
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