5/31に18時過ぎに日本を発ち、同じく5/31の16時過ぎにシカゴに到着しました(時差の関係)。
飛行時間は凄く長かったのですが、ずっと見たかった映画、On the Basis of Sex(邦題は「ビリーブ」)を見られて本当に嬉しかったです!
アメリカで圧倒的な人気を誇る連邦最高裁判事Ruth Bader Ginsburgさん(愛称RBG)の若き頃の闘いを描いた映画です。それにしても、「圧倒的な人気」とか「愛称」という言葉が「最高裁判事」につけられるというそれ自体に驚きますね。RBG人気に象徴されるような身近な司法、肌で一杯感じてきたいです。
日本語字幕も吹き替えも機内ではなかったので、私の英語力では細かいところまでは難しかったのですが、でも、やっぱり同じ法律家なので、何の目標に向かって、そのためにどんな作業をしていて、そもそもどんな信念で闘っているのか、という部分は、おそらく通じるところがあるのでしょう、言葉だけじゃなくて、表情とかまなざしとか佇まいからも、伝わってきて心が熱くなりました。
RBGが一回心が折れて、依頼者に「もう裁判やめよう、和解した方があなたのためだと思う」とか電話かけるところとか、弁護士としては気持ちが分かりすぎて泣けます。自分の信念だけで突っ走ってはいけないこと、ありますよね・・・。
ひたむきに未来を向こうとする知性の煌めきに私は男女問わずに惹かれます。その道がかっこわるくてぼろぼろでも。
さて、空港についてだけでかなりほっとしたのですが、入国審査、ホテル到着までも長かったです。
ホテルは、予約していたホテルとよく似た名前の別のホテルに間違って行ってしまうというハプニングから始まり、「でもノープロブレム、ここからバスで7分程度よ」と案内頂いたのはいいものの、「バスってどこに来るのだろう」「そしてそれはいつ来るのだろう」と考えた結果、自分で考えても調べてもよく分からず、本来の宿泊先のホテルに電話して「シャトルバスがあるってWEBに書いてありますが、私が今立っている案内板のある場所で待ってれば、来て頂けるということでいいんですよね?」的なことをと勇気を出して電話してみて、「それでいいんですよ」と言ってもらって、待つこと10分、バスが来ました、という展開でした。
勇気って何?と言われそうですが、英語で電話って私にはまだハードルが高いんです。
メールとか対面で話すよりも声だけだし、全部口答で説明しないといけないし。
なので、まったくもってたいしたことない問い合わせがなんですが、ちゃんとかみ合って、そんなことだけで本当に嬉しい私です。
ホテルについたら、急にお腹が減って、近くに気軽に買えそうなお店もないようだったので、レストランでオニオングラタンスープを注文しました。胃がほっとするような温かいものを食べたかったのですが、熱々でチーズがとろっととろけていて、ホントに美味しかったです。美味しくて暖かいものは元気がでます。
明日は、いよいよ、生活の本拠地、大学に移動します。
おやすみなさい。