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弁護士YA日記

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日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2020.02.28
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カテゴリ:留学
​コロナウィルスと大統領選挙が大きく報じられていますが、興味惹かれるニュースは日々溢れています。

昨日、Chicago Tribune 紙に目を通していたところ、連邦法のHate Crimeにリンチを追加する法案が圧倒的多数で可決されたという記事がありました。



アメリカで最初にリンチを禁じる法律を作ろうとする動きが始まってから実に120年、アフリカ系アメリカ人に対する壮絶なリンチに社会の耳目が集まるきっかけとなったEmmett Till少年の殺人事件から65年、ようやくリンチを公的に禁止する法律ができたということで、関わった関係者一同、感無量のコメントが沢山掲載されています。
たとえば、ずっと献身されてきたBobby Rush議員のコメントは下記です。

The importance of this bill cannot be overstated. From Charlottesville to El Paso, we are still being confronted with the same violent racism and hatred  that took the life of Emmett and so many others.

この法律の重要性はどんなに強調しても強調しすぎることはない。シャーロッツビルからエルパッソに至るまで、私たちは、今なお、エメットはじめ他の多くの人の命を奪った激烈な人種差別と憎しみと対決し続けているからだ。

*シャーロッツビルもエルパッソも人種差別主義者にまつわる犯罪が発生した場所です。

この事件の概要は、下記動画(18分と短く日本語訳も付いています)にありますが、14歳の少年が白人らに激しいリンチを受けた末に殺害されたという非常に残忍な事件で、全世界の人に息子に何が起きたのかを知ってほしい、顔貌が分からないほどに変形した彼の姿を見て欲しいと願うお母様の強い思いで、棺の蓋を開けたまま葬儀が行われたそうです。全米の注目を集めた裁判では、彼をリンチで殺害した白人2人は、白人のみで構成された陪審裁判によって、無罪が言い渡され、公民権運動を支える怒りの原動力になりました。

https://m.youtube.com/watch?v=xKOGdq7sVSE

何故この法案成立に65年も要したのか、短い記事からは、分かりませんでしたが、分断がキーワードになってしまっている今のアメリカで、圧倒的多数で可決されたことに少しだけ希望の光を見出した気がします。
色々な事に感性を研ぎ澄まして、沢山のことを吸収したいです。







Last updated  2020.02.29 06:55:15



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