弁護士YA日記

先日、気持ちの良い春を全身で感じながら散歩中、ふとしたきっかけで、福島第一原子力発電所事故後、初めて相馬入りした時のことを思い出して、涙が溢れてきてしまった。そう、ちょうど今の季節の暖かい春の陽差しの中で目の当たりにした変わり果てた相馬の風景がもう9年も前なのに、急に立ち上がってきてしまい、咄嗟にコントロールすることができなかった。

急に涙が出てしまったことに自分でも驚いたし、ちょっと恥ずかしくもあったけど、同時に、ああ、こういうことも必要なんだとちょっとほっとした。

一生忘れない風景や体験、想いは、自分の中に閉じ込めておくと、心の奥底で固く凍って知らず知らずのうちに自分を沈めてしまうから、たまに溶かしてあげないとね。
ということで、過去の記事なのですが、貼り付けておきます。

東日本大震災：相馬訪問記　その１
東日本大震災：相馬訪問記　その２