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弁護士YA日記

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TEL 054-269-4590
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http://hinodecho-law.jp/
日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2020.12.19
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カテゴリ:弁護士業務
​​随分ご報告が遅くなってしまいましたが、11月24日に開催された、​日弁連ひまわり20周年記念シンポジウム「ここに弁護士がいてよかった」​は、素晴らしく練り上げられたひまわり基金20周年にふさわしいイベントでした。

このシンポジウムは、オンライン配信ではありましたが、報告者やパネルディスカッションのパネリストは、原則として日弁連クレオに集まり、そこからライブでオンライン配信されるという流れでしたので、このパンデミック下、担当委員会の弁護士及び事務局、オンライン配信を担当された業者の皆様のご心労はいかばかりだったか想像に難くありません。

私が会場に到着したのは、事前打ち合わせのため、午前11時頃。
久々のクレオに一歩足を踏み入れた瞬間、大きなスクリーンや何台も並んだビデオカメラ、アクリル板付パネリストの机等が目に入り、これは大変な準備が必要であっただろうということが瞬時に分かりました。そして何より、その会場内で、マスク越しにも分かる引き締まった表情で、書き込みされた書類片手にキビキビと行き交い、立ったまま真剣な打ち合わせをされている、情勢に配慮して少数精鋭であろう関係者の皆様の、絶対成功させるという強い意気込みと緊張感が混ざり合う雰囲気に圧倒されました。

カメラの切り替えタイミングやスライドの操作確認など、入念なリハーサルを経て、いざ本番!でしたが、綿密なご準備の賜でしょう、大きなトラブルなくすべてのプログラムが終了し、「ライブ配信終了です」とアナウンスが流れた瞬間、湧き起こった拍手と関係者の皆様の素敵な笑顔、私は今後も忘れないでしょう。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

ご尽力頂いた関係各位に心からの敬意を表し、私個人の視点にはなってしまいますが、感想を書かせて頂きます。なお、このシンポジウムは、アーカイブ配信されており、今からでも視聴可能です!私の拙い説明で、すべてのプログラムの魅力をお伝えすることはできないので、是非こちら​をご覧下さい。

今回なんといっても素晴らしいのはプログラム構成で、3時間で「ひまわり基金の過去・現在・未来」が分かるように組まれていることです。

冒頭は上田英友日弁連副会長のひまわり基金の沿革について、弁護士過疎対策が何故必要か、という基礎的な部分から、ひまわり基金事業の具体的内容まで、簡潔ながら要を得たご説明を頂きました。

そして、次の動画(約30分)が、本当に素晴らしかったです。3時間のシンポジウム全部を視聴する時間がないという方でも、この動画だけは見て頂きたい珠玉の出来です。
この動画は、別途You tube​でも配信されているそうです!

私が感動した三大発言は、ズバリ下記です。ひまわり基金の本質-やりがいと魅力がぎゅぎゅっと凝縮されています。

1,出村洋介弁護士(オホーツク枝幸ひまわり基金法律事務所所長)
「近い、遠いが、あきらめる、あきらめないに繋がる」

2,松本三加弁護士(紋別ひまわり基金法律事務所初代所長)
「ひまわりは、弁護士人生の故郷」

3,後藤周平弁護士(定着支援制度を利用して奈良県桜井市に定着)
「お礼に、駐車場で魚をさばく依頼者がいた」

しかも、この動画を撮影、編集されたのは、業者さんではなく、京都弁護士会の新井玲央奈弁護士、河野佑宣弁護士とのこと、出演者が元々素晴らしいということもあるのでしょうが、本質を鷲掴みにするような発言の切り取り方の編集センスが抜群で本当に驚きました。

続くミニスピーチでは、元佐渡ひまわり基金法律事務所所長の佐藤克哉弁護士からのご報告。声の張りと大きさが良い意味で弁護士離れしており、すべての言葉が心に届く感じがしました。

自治体からのメッセージでは、宮川良一紋別市市長、自治体の長がこうして弁護士が必要だとメッセージを発して下さるのは本当に嬉しく励まされますよね。対談相手は、大根田紫織弁護士(流氷の町ひまわり基金法律事務所所長)、市長のお話を的確に引き出していらっしゃいました。

基調講演は、飯考行専修大学教授だったのですが、これまた本当に素晴らしかったのです。30分といわずもっとお聞きしたかったとは思いますが、弁護士ゼロワン地域の状況とひまわり基金、法テラス・都市型公設事務所の歴史、司法書士会の旺盛な取組等を、法社会学、司法制度論というご専門分野の視点からご紹介頂き、何故司法アクセスが必要か、これまでの取組の到達点をどのように評価すべきか等を改めて深く考えさせられました。

最後はパネルディスカッション。ここまで素晴らしいリレーが続いてきたので、アンカーがバトンを落とすわけにはいかない、というちょっとした緊張感を持ちつつ、席に着きます。連続登板の飯教授、毎日新聞伊藤一郎記者、米元悠宇弁護士(元八重山ひまわり基金法律事務所所長)、私の4人のパネラーの画面切り替え、スライド切り替え等といった複雑な裏方作業も本当に大変だったと思いますが、なんと言っても、司会進行の林信行弁護士(第二東京弁護士会・元十和田ひまわり基金法律事務所所長)の神司会で、時間配分もトピックのバランスも完璧だったと思います!林さんとは、56期同士、ひまわり赴任時期も一緒なのですが、昔と変わらず、本当に優秀で細やかなお心遣いに溢れたお人柄を存分に感じられた時間でした。

PDでひまわりOBとして、米元弁護士も私も強調しましたが、ひまわり赴任は、その後どんな道に進むとしても、キャリア形成にとって欠かせない基盤になります。どう活かすかは自分次第、敷かれたレールはないけれど、でも間違いなく宝物になる。それだけは確信を持って言えます。

下記は、私がPDで最後にご紹介した「ひまわり基金法律事務所で得られるもの」です。ご参考までに!

1,弁護士冥利に尽きる体験
→「ここに弁護士がいて良かった」という言葉を日々聞ける
→弁護士が「ここ」にいるからこそ、実現できる本当の「法の支配」

2,かけがえのない仲間
→今までひまわりに赴任してきた弁護士たちのバトンリレーに心からの敬意を表したい。この壮大なネバーエンディングストーリーに参加できたことは私の誇り
→無条件に支え合い、応援できる仲間がいる幸せ

3,キャリアの基盤
→どんな進路に進もうと必ず役に立つ

嫌々「行かされている」のでなく、自らのキャリア選択として主体的に赴任を選択し、自己実現を図りつつ、地域の方々のために活動している弁護士の姿を配信することがこのシンポジウムの最大の目的だったと思いますので、本当に一人でも多くの方々にひまわりの魅力が伝わって欲しいと改めて思いました。

今日も、日本中の過疎地で、お仕事をされている弁護士がいます。
私は、いつでもどこにいても、心から皆様を尊敬し、応援しています!
お身体に気をつけてこの師走ならぬ士走を、走り抜けていかれますように。​​






Last updated  2020.12.19 20:43:31
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