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弁護士YA日記

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日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2021.08.14
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先日、インディアナ大学が学生に対してワクチン接種を義務付けた措置を不満をする学生8人が、憲法違反として大学を訴えた事案において、連邦地裁が、大学側の措置を合憲と判断したことを​お伝えしました​が、この度、連邦最高裁でも、地裁判断が維持される決定が出たそうです。

https://www.nytimes.com/2021/08/12/us/supreme-court-indiana-university-covid-vaccine-mandate.html

地裁判断が出たのが7月18日で、​高裁判断​が8月2日、この度の最高裁の判断が8月12日ですから、一ヶ月も経たないうちに確定したというわけです。早いですね!

高裁は、1905年の天然痘ワクチン接種を義務付けた最高裁判例、​Jacobson v. Massachusetts​を引用して、天然痘ワクチンは、例外が一切認められない義務付けだったものの、インディアナ大学のCovid19ワクチンの場合、宗教上健康上の理由で接種しない自由を認めているし、そもそも大学には出席条件を設定する権限があるとして原告の訴えを退けたようです。

最高裁は、理由なし決定のようですが、理由を伏さないのは、​emergency applications​が申し立てられた際の最高裁の慣習だとありますね。emergency applicationsの適切な和訳が分からないものの、39ページに及ぶ長大な文書に、原告側代理人の本気度を感じます。

それにしても、このように、主要な書面や判決が、全部オンラインで公開されているのは、本当に便利です。
裁判の公開の本質は、単純に物理的に裁判所で誰でも傍聴できるということだけではなくて、手続の過程が公開されているということなんじゃないかなって思いますね。

変異株の蔓延で、またも感染爆発が懸念されるアメリカにおいて、ワクチン接種義務付けの動きはどんどん加速していくと思われますが、そこに司法がどう関わっていくのか、注目していきたいと思います。






Last updated  2021.08.14 05:55:10
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