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カテゴリ:留学
先日、今夏から、UIUCに日弁連の客員研究員としてご留学される木下岳人弁護士とお話をさせて頂く機会がありました。
大阪で企業法務を多く取り扱う事務所に所属されている68期の木下さんと私は、年齢もキャリアもまったく異なるので接点がない筈なのですが、旧知の友人のようにお話が盛り上がり、気付いたら1時間半経過という感じでした(笑)。 年度は違っていても、日弁連の客員研究員という同じ身分で同じUIUCに行くという共通点があったことは勿論大きなきっかけではありますが、些細なことにすぎないのではないかと今思っています。 むしろ、実務法律家だからこそ持っている切実な問題意識、その問題意識を追求したいと思う好奇心・探究心、自分の心に従って進むその過程ひとつひとつのかけがえのなさと幸せ、みたいなところを共有していたことが大きかったと思うのです。 それぞれの思考が、それぞれの言葉になって表現され、受容され、刺激し合い、時に融合し、更に、それぞれの思考が深まり、新たな言葉になっていくという過程は、人と人が交流するときの醍醐味ですね。これはオンラインでは味わえない気がします。 個人的には、「留学は何か目に見える分かりやすい成果を得てくる体験というよりも、自分の探究心のきっかけになる種を一杯拾ってくるような体験だった。留学後もその種を育てる日々がとても楽しい。」という私にとっての留学の最大の意義が、木下さんという相手がいて初めて言語化された気がして、とても嬉しかったです。 とても素敵な時間だったよ、と自宅に戻って話をしたら、息子に、「それはきっと、心が澄み渡るような感じだったんじゃない?」と言われて、「そうそう!どんぴしゃり!」と思ったので、題名に採用することにしました(笑)。本当に、心が澄み渡る時間でした。 大学での勉強も楽しかったけど、実務家をしながらの勉強は第二の青春ですよね、とキラキラされている木下さん、これからも多くの方をinspireされる生き方を重ねていかれて下さい。 お身体にお気をつけて、ご無事に出発されますように。心からのエールをお贈りします!
Last updated
2022.06.05 09:57:50
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