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弁護士YA日記

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TEL 054-269-4590
FAX 054-269-4591
http://hinodecho-law.jp/
日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学中です。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)

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留学

2019.11.22
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カテゴリ:留学
今日の講義では、私の苦手な、Talk with friends! が6回くらいありました!
Talk with friends は、文字通り、友達と意見交換してみて、というやつで、教授が講義中に、「あなたが原告代理人だったら、この局面でどんな戦略を考えますか」とか、「この件における裁判所の判断は妥当だと思いますか」とかの質問を投げかけ、席が近くの学生とディスカッションするというコーナー?です。このコーナーの有無、回数、内容は、完全に教授の裁量です。

別に正解を期待されているわけではなく、単に思ったことをお互いに話し合えば良い「だけ」なんですよね。自分にはない他者の視点を学び合えますし、自分の考えを整理する機会になりますし、良いこと以外、何も思いつかないですよね。むしろ私は好きです、こういうコーナー。アメリカのロースクールの非常に優れた教育方法だと思っています。

でも、母国ではない、アメリカのロースークールで、周りは、JDというnativeの学生ばかりで、日本にはない馴染みのないクラスアクションなどの複雑訴訟制度について、高度な一般語彙、プラス調べたばかりのまだ全く記憶に定着していない新しい法律用語満載の講義に全力で集中して何とか聴き取ろうとしてようやく何とかギリギリ「ついていっている」私にとって、事前に用意する時間もない突然のフリートークは、本当に大変です。

えっと、今、何を聞かれているんだっけ、それで自分の意見は、とか考えているうちに、周囲の学生がどんどん自分の意見を言ってきて、相槌を打ったりしているうちに、自分の意見を言うどころか自分の意見もまとまらないまま時間が過ぎてしまいます。もう本当に情けなくなりますし、あーーーーって落ち込みます。絶対無口な日本人って思われているに違いない、そんなことないのに、むしろおしゃべりな方なのに(笑)!沢山思っていることあるのに!
そして落ち込んでいると、講義についていけなくなってしまうので(集中力を途切らせると、一気についていけなくなります)、講義中は悲しくても落ち込む暇もありません。

その反動は帰り途に一気に押し寄せ、分厚いテキストも前よりはずいぶん早く読めるようになったし(私比、よって、客観的にはかなり遅い部類です、苦笑)、教授の講義だって前よりはずいぶん分かるようになったのに、とか進歩したことを数えつつも、なかなか心が引き上がらなくて、あーーーーっ、ダメだ!って思いつつの「とぼとぼ」という感じになります。

その時、ふと、何故か、大学時代の指導教官だった後藤先生に留学前に頂いた言葉を思い出しました。日弁連の推薦は得たものの、UIUC に提出しなければならない研究計画がいくら考えてもまとまらず、これじゃ留学に行けない、と泣きそうになりながらご相談しにいった時のことでした。

「研究計画の内容以上に、一番大事なことは、あなたの感性で、本に書いていないようなことを、アメリカの法律家から、直接沢山感じてくることです」

これが、後藤先生の第一声でした。研究計画の内容をご相談に伺っているのに、それより大事なこと?と一瞬思ったのは内緒ですが、心がふーっと楽に軽くなった瞬間でもありました。

そして、今日も、完全に下向きになってしまった心が、この言葉を思い出して、ちょっと、上を向きました。
Talk with friends 苦手問題は何も解消されていないのですが、でも、今の私にとって、とても必要な言葉だった気がします。せっかくここに来たんだもん、講義だけを受けに来たんじゃない、もっと色々な法律家に会って、色々な体験をして、もっと色々なことを感じようって思いました。私の感性は私の唯一の武器ですから。

自分は、やっぱりここに来たくて来たくているわけで、ダメだ、で終わるわけにはいかないのです。
一歩ずつ、ちょっとずつでも、進んでいきたいです。






Last updated  2019.11.22 10:24:13
2019.11.19
カテゴリ:留学

​先日、少年審判を傍聴させて頂いた裁判官に、少年への説諭をされる際の真摯な様子を拝見していて感銘を受けると共に、自分の仕事の現場を思い出して、想いを新たにしました、というようなことをメール差し上げたところ、丁寧なお返事を頂きました。
お返事の中に、こんな一節があり、素敵な表現にうっとりしました。

Your questions were very insightful and it is apparent that you invest a great deal of caring into your work as well.

​貴女の質問は、本質を突いた深い内容でした。貴女もまた、沢山の優しさを仕事に捧げてきたこと​​​がよく分かりました。​​​

裁判官と弁護士で職種は違いますが、人と接する仕事に必要な情熱を国を超えて共有させて頂くことができ、とても嬉しく暖かい気持ちになりました。最近は、すっかり寒くなり、さすがの美しい紅葉もほぼ枯れて落ちてしまい、本格的に冬景色です。

でも、外がどんなに寒くても、自分の心には、いつも何か燃えるもの、自分を鼓舞し、そして、守りたい誰かを暖めることができるもの、を持っていたいと思います。










Last updated  2019.11.19 11:37:43
2019.11.15
カテゴリ:留学
今日の午前中、裁判所にてJuvenile Hearing(日本とは手続きが異なるので正確ではないですが、少年審判に相当します)を3件、見学させて頂く機会に恵まれました。
私の研究テーマと直接の関係はないもののできるだけ沢山のことを吸収したいという気持ちで傍聴させて頂きました。日本の少年審判同様、アメリカでも、Juvenile Hearing は非公開ですので、とても貴重な機会です。

非公開の手続きである性質上、詳しいことは書けませんが、ご担当裁判官やPublic Defender (国選付添人に相当しますが、専門のofficeがあるところが異なります)や、Prosecutor(例外的な立ち合いの日本とは異なり、検察官が立ち会っています)等に、様々なことを質問させて頂くこともできたので、感じたことが逃げていかないうちに、書き留めておきます。

・両親が審判に参加する日本の少年審判と異なり、両親は傍聴席にいる。ジャッジは、両親に質問を投げかけることはできるが、両親の答えが、ジャッジを拘束することはない。裁判官も法服を着て壇上から話しかける。平服、平場の日本の少年審判とは雰囲気が異なる。
・Public Defenderが同時に持っている事件数は、その時々の状況に左右されるが、今日のご担当の方は、70件をご担当されている。
・少年審判の目的は、適正処罰と同時に、rehabilitation、更生である。
・Hearingのやりとりは、直ちに速記され、録音、書き起こしもされる。すぐに当事者が閲覧できる。調書の作成に数週間かかる日本とは、対照的、非常に効率的なシステム。

また、裁判官室でも、少年審判を離れて興味深いお話をお聞かせ頂き、本当に勉強になりました。

・アメリカは法曹一元の国なので、ロースクール卒業後、司法研修所を修了し、すぐに裁判官になるという日本のシステムは驚きである。全国転勤もあるのですね!judgeは、選ばれるもの、という意識がある。政治の影響もかなり受ける。それが良いことなのかどうかは分からない。
・イリノイ州は、死刑を廃止している。死刑廃止に至った最大の理由は、万が一無辜の人に死刑を宣告したら取り返しがつかないというところにあったと裁判官は考えている。
・事実認定と量刑は手続きが厳密に分けられている。陪審制は、様々な属性、バックグラウンド、信条を持つ人が事実認定のみに関わる手続きである。裁判官は、量刑判断を行う。従って、日本の裁判員制度(職業裁判官と裁判員が事実認定も量刑も一緒に合議する)がどのように行われているのかとても興味がある。

そして、私が今日もっとも心揺すぶられた瞬間は、ある事件で、仏頂面だった少女の顔がさっと紅潮し、はにかむような笑顔が浮かんだ瞬間でした。裁判官が、貴女はとても良い子だ、優しい子だ、頭も良いし、何でもできる可能性がある、これからの人生をどうするかは貴女次第、でも、きっとできるよ、みたいなことを心から話しかけていた時のことです。
真心がこもった言葉かどうかは、英語だろうと分かります。そして、本物の想いが誰かの心に灯りを灯した瞬間も、言葉の壁を超えて分かります。

裁判官室で、とても感銘を受けた、裁判官は少年だからあんな風な話し方をされたのか、それともあのような話し方が裁判官のポリシーなのでしょうか、とお聞きすると、「私のスタイルです。伝わるかもしれない、伝わらないかもしれない、でも伝わったら嬉しいと思って、いつもそうしています。」とお答え下さいました。

その後、授業のため、大学に直行し、帰路、慎重に凍った道を歩きながら、あの時の少女の顔を思い出して、ふと涙がこぼれそうになりました。純粋にやりとりに感動したということもありますが、多分、久々に、私の弁護士としての現場を思い出したからだと思います。少年事件は、もうずっと担当していませんが、でも、少年に限らず、目の前の人の心が動く瞬間は、私のこの上なく大切な日常でした。満面の笑みや直接的な言葉といった分かりやすい指標もありますが、かすかな頷き、さっと紅潮する頬、声にならないため息、そんな微かな指標もあります。

久々にスーツを着て、ハイヒールを履いて、実務の現場に行き、現場にしかない緊張感と臨場感を感じ、自分がずっと大切にしてきた現場を再認識しました。私はやはり、practical lawyer です。






Last updated  2019.11.15 10:48:18
2019.11.11

NBA

カテゴリ:留学
週末、シカゴで、NBAの試合を観戦する機会に恵まれました!
いやー、もう凄かった、の一言です。全てが凄かったのですが、敢えてまとめようとするなら、超一流のスポーツと超一流のエンターテインメントの融合、というところでしょうか。

まず、すべての選手が、超人のようなスキルを駆使して、華麗という言葉しか浮かばない手にボールが吸い付いているかのようなドリブルや、何故その位置関係で通るの、ボール見てないよね、後ろ向きじゃなかった?みたいなパスを駆使してゴールに近付いて行きます。そして、シュート!なわけですが、これがもう、電光石火で敵を突破してネットに叩き込む迫力満点のダンクシュートや、え、その距離から狙えるんですか、と言いたくなるようなネットすら揺らさずにスポッと入ってしまうスリーポイントシュート、などなど、超絶技巧の連続なんです!もうため息です、もはや同じ人間とは思えません。

そして、試合前、インターバル、タイムアウト、ちょっとでもコートが空くと、ものすごく美しいスタイルと笑顔でハードな動きを一斉にするチアリーディングや一糸乱れぬパーカッション演奏、もの凄い高さの回転技を含む器械体操等が披露され、とにかく一瞬も目を離せません。

そこにChicago bulls という地元のチームを熱狂的に応援する23000人のファンの方々の大声援とDJが試合展開に合わせて自在に操る大音響の音楽が加わり、もうコンサート会場のようです。

ショービジネスの国、アメリカのすべての要素が詰まっているようなアメリカを象徴するようなイベントが、NBAの試合だということが分かりました。

でも、そんな、今日これまでどれほどの努力を重ねてきて、今、この夢の舞台に立っているのだろうと思うような超人の華あるスター選手でも、焦るとミスを重ねてしまいます。あー、その距離からは無理だよね、と思う難しいシュートを無理矢理狙ったり、強引な突破でシュートを狙いファウルを取られたり。やっぱり、こんな凄い天才でも、人間なんだ、頑張れ頑張れ、と叫びたくなりました。

難しい場面はどちらのチームにも生じるのですが、1、どれ程、普段の得意技を確実にきちんと決められるか、2、ミスは仕方ないとしてもどれほど最小限にできるか、3、仮にミスした時でも、どれ程ダメージを最小限に抑えて、悪い場面を切り替えられるか、が勝負の分かれ目になってくる、ということも素人ながらに感じました。

超一流の人々がお互いの限界に挑戦し合うギリギリの真剣勝負、観られて本当に良かったです。
あの華やかな2時間弱に凝縮されたもの、言葉で言い表すのは難しいですが、ずっと心に刻み続けたいと思います。






Last updated  2019.11.11 12:07:57
2019.11.07
カテゴリ:留学
昨日のComplex Litigation の講義は、連邦裁判所と州裁判所に当事者や争点を同じくする事件が同時に係属している時に、どのような併合ルールが形成されているかという内容でした。
予習の段階から難しくて分からなかったのですが、講義を聴いてもちっとも分からず、結構落ち込みました。

こういう時は、あー、研究もどう進めたら良いのかな、と常にある課題も重く感じられて、ますますどんよりしますね。

基本的には、少しずつでも前に進んだら良いんだよね、と思うようにしているのですが、そう思いつつも、本当に前に進んでいるのかどうか分からなくなる時もあります。

家に帰って、家族と過ごしてご飯を食べて、その後、緑茶を入れてみました。
ユタで仲間の弁護士が持ってきてくれた緑茶です。あー美味しい!ってとてもホッとしました。紅茶派の私ですが、懐かしい味は本当に良いものです。その後、先日、近くの市立図書館で借りてきた冒険ファンタジーを読みました。子供のために借りたのですが、息子がめちゃくちゃ面白いよ、と勧めてくれたのでこういう気分の時に良いかなと思い。疲れていると英語が頭に入らなくて、苦行になってしまうんです。

そして、これは面白いです!!!止まらないです!!!
ネズミさんたちの冒険劇なんですが、ハラハラドキドキワクワクという感じ。良質なファンタジーの力を感じました。はてしない物語とか、はなはなみんみ物語とか、グリックの冒険、とかに没頭していた子供時代を思い出しました。




ゆっくり寝た後は、いつも通り早起きして英語の勉強をしました。
やることはほぼルーティンで決まっていて、オンライン英会話、英作文、新聞、TEDという感じです。余力があればと思い、重いテキストを持ち帰っていたのですが、朝からどっと疲れそうなので、大学行ってから読むことにします!

今日見たTEDは、アフリカのウガンダから養子になってアメリカの大学に通った青年のお話です。
十分弱と短いのですが、全部自分の言葉で彼の感動がダイレクトに伝わってきて、そこに聴衆の暖かい励ましと拍手が融合して、とても素敵なトークでした。スタンディングオベーション、私も一緒にしたかったな、という気分になるトーク、日本語字幕もあります。お勧めです!

https://www.ted.com/talks/christopher_ategeka_how_adoption_worked_for_me/transcript

今日も頑張ろうという気になってきました!
今から朝ご飯を作ります。今日はお味噌汁にしよう!昨日に引き続き、懐かしい味の力を借りて、エネルギーをチャージしたいと思います。






Last updated  2019.11.07 21:36:07
2019.11.06
カテゴリ:留学
​​​以前ご紹介したトランプ大統領の税金記録の開示を巡る裁判(下記記事です)、先日、地裁判断のご報告をしましたが、昨日11/5のNY timesに、連邦高裁の決定が出た旨のニュースがありました!

https://plaza.rakuten.co.jp/yyy0801/diary/201910170000/

結論は、地裁と同じ、開示を命じる内容で、大統領側は、直ちに連邦最高裁に上訴、最高裁の結果が出るのが来年の7月頃の見込みだとのことです。

結論は同じでも理由付けが違います。
地裁は、真正面から法の支配を説いたのに対し、高裁は、「大統領の会計会社が書類の提出を要求されているのであって、大統領自身に要求されているわけではない、従って、高裁が、大統領の免責特権の範囲等につき判断する必要はない」旨述べ、会計会社は議会の要求に従うべきだという判断を示しました。
高裁が判断の射程を狭く絞ったことで、最高裁でもおそらくこの結論が維持されるのではないかとNY timesは分析しています。

司法と行政が全面対決となる争点を敢えて避けて、上訴を見越して焦点を狭く絞る、非常にスマートな、もっと言えば老獪な判断だと思います。さすが連邦高裁、頭良いなあ!とか思ってしまいました!

ただ、影の争点が、大統領の免責特権の範囲がどこまで及ぶかという点にあることは、当事者全員、強く認識しており、判決文には、"there is no obvious reason why a state could not begin to investigate a president during his term"等、高裁の考えが色濃く反映されている記載があるようです。

また、法廷においても、下記の通り、非常に鋭いやり取りが展開されたようです。

 During the arguments, the president's immunity claim seemed to crystallize when Judge Chin cited an audacious statement Mr.Trump once made-that he could stand on Fifth Avenue and shoot somebody,without being hurt politically."
 Judge Chin asked Mr.Consovoy about the potential effect of the president's immunity claim in such a hypothetical situation. "Local authorities couldn't investigate?" Judge Chin asked, adding: "Nothing could be done? That's your position?"
 " That is correct. That is correct," Mr. Consovoy said.

この手続きを通して、大統領の免責特権に関する主張が、Chin裁判官が、トランプ氏がかつて述べていた大胆な主張、「仮に私が五番街で誰かを撃っても、何の責任も問われない」を引用して質問したことでクリアになったようだ。
Chins裁判官は、(トランプ氏の代理人である)Consovoy氏に対し、そのような仮定の状況における大統領の免責特権の潜在的効果につき、次のように尋ねた。「地域当局は、その事件につき、調査もできないのか?何もできないということか?それがあなたの立場か?」Consovoy氏は、「その通り、まったくその通りです」と答えた。

アメリカの司法の記事は本当に興味深いです!
不謹慎ですが、トランプ大統領時代にアメリカにいられて良かったとか思ってしまいます。
日々が、アメリカの司法の役割を色々と考えさせられる材料に満ちています。​​​​​​​​​​​






Last updated  2019.11.06 20:26:32
カテゴリ:留学
今週、少しだけ寒さが緩んで、徒歩通学再開です!
一度雪をくぐると色が鮮やかになるとかなのかなあって思うくらい紅葉が綺麗です。
人間も、試練を乗り越えた後、人格が深みを増すとか言いますよね!
冷たい雪に覆われた葉の色も深まるのではないでしょうか。すみません、何の科学的根拠もない私見です(笑)。

写真を撮ってもどうしても再現できないのですが(多分立体感が出ない)、この美しさです。
木の葉がざわざわ鳴る音、小鳥のさえずりも加わると、もううっとりですね。やることがいっぱいあるのに、しばらく佇んで身を委ねたくなります。





帰路には、昨日まではなかったCircuit Judge (日本の高等裁判所に相当)の選挙看板が!!!
そう、アメリカの裁判官は、選挙で選ばれるんです、もちろん、州によって運用は違うのですが、基本的に住民が選出に関わる仕組みは維持されているようです。



徒歩通学は、目も心もキラキラする発見が一杯です!
今月は、インタビュー調査に出かけたいと思っています。毎日の通学ではキラキラをいっぱい拾いながら頑張っていきたいです。






Last updated  2019.11.06 08:16:16
2019.11.04
カテゴリ:留学
​今日からサマータイムが終了、日本との時差が15時間になりました。
こちらで朝9時の時、これまで日本は夜11時だったのですが、これからは夜12時になります。体内時計が狂わないと良いのですが。

さて、現在、アメリカでは、トランプ大統領の弾劾手続きが、連日のニュースになっています。全体的な仕組みが理解できていないものの、日本の法律家としては、国会が主戦場の弾劾手続きが紛糾し、これに関連する紛争が次々に裁判所に持ち込まれて行っている様子にアメリカの司法の強さ、ダイナミックさを感じ、とても興味深いです。

金曜日のNY Timesでもこの件に関する様々なニュースが掲載されていたのですが、やはり面白かったのは、トランプ氏の側近であったDonald Francis McGahn氏が、議会からの召喚状を拒否する権利があるかどうか、という問題が、連邦地裁に持ち込まれていて、裁判官、司法省の代理人、議会の代理人、側近の代理人らで鋭いやりとりが繰り広げられているという記事でした。





側近の代理人は、「憲法上、議会が、行政府の構成員に対して発した召喚状を、裁判所に強制するように求めることは出来ないはずだ」と主張しているのに対し、議会の代理人は「ブッシュ大統領、オバマ大統領時代に大統領の側近であっても、召還には応じなければならないという連邦地裁判決がある」と指摘しているという構図のようです。裁判官は、側近の代理人に"grilled"、つまり、じりじり焼くような鋭い質問を投げかけていると書いてあります。

さらに、Charles Kupperman氏という元側近が、議会とトランプの両方に対し、「自分は、議会と大統領のどちらに従えば良いのか、裁判所に決めてもらいたい」という訴えも新たに連邦地裁の別の裁判官のコートに提起し、そもそもこの訴えが適法ではなく却下すべきと司法省の代理人が主張している中、日本でもおなじみの最近辞職されたJohn Bolton氏も同じ系統の訴訟提起を模索しているということも報じられています。

整理するつもりで書いてはみたものの、全然整理できませんね。すみません、私もどういう訴訟なのか、良く分からないのです。どの法律に基づき誰に何を求めているのか、新聞記事だけでは良く分かりませんでした。

ただ、先例があるのかどうかも良く分からないカオスな訴訟の連続であることだけは私にも何となく分かりますので、アメリカの裁判官にとっても容易ではない仕事であることは間違いないと思われます。これは裁判所の職責重大だなと読み進めると、さすが連邦地裁判事、タイトなスケジュールで審理計画を定め、書面の〆切が感謝祭の休暇を返上しなきゃいけないスケジュールじゃないですか、と司法省の代理人が文句を言うと、裁判官がこう諭したようです。

"When it's a matter of  this importance to the country, you roll your sleeves up and the get the job done," he said. "Vacations and other distractions take second place."

「この国にとって非常に重要な問題を扱っているのですから、気合いを入れて心して仕事に取り組んで頂きたい。休暇とか気晴らしとかは、二の次ですよ」

裁判官もご自身に仰っているのではないかと思いました。
それにしても、現在進行形の極めて緊張感のある政争において、法廷を舞台に司法が重要な役割を果たしていること、凄いなあと思います。​






Last updated  2019.11.04 06:18:24
2019.11.01
カテゴリ:留学
このままずっと秋が続いて欲しいと願っていたのですが、今日、ついに雪が降ってしまいました!
でも、もともと、雪国富山県生まれの私、雪だ!懐かしい!とむしろウキウキと嬉しくなり、雪景色を楽しもうと、いつも通り、徒歩通学しました。law schoolまでの片道30分の道のり、いつも、風景や風の音に心身が浄化されるような気がして、本当に大好きなのです。季節の移ろいも心に染みる美しさなんですよね。

予想通り、うっすらと雪をまとった紅葉した樹木、緑の芝生、うっとりの美しさでした。
写真で見るよりずっと綺麗なんですよ。


ただですね、美しいのは良かったのですが、本当に寒かったです。
風が強くて、早足で歩けなかったり、傘が吹き飛ばされそうになったり、という事情もあり、慣れた道のりなのに、law school到着までがとても長く感じました。
着いたら着いたで、毛糸の手袋しかしていなかった手が冷え切って冷たくなり、しばらくパソコンも打てないほどで、手を擦り合わせて、暖めました。あー寒い、とデスクで凍える私です。



そう、雪は美しいだけではないのです、当たり前ですが超寒いのです!!!超寒いから雪が降るのです!!!
11年間、年中温帯のような静岡で暮らしたために、雪の感覚をすっかり忘れてしまっていたことに気付きました。ううう、暖かい静岡の冬が恋しい。

law schoolでも、雪の話題で持ちきりです。
そして、Complex Litigation の講義が行われる教室では、どういうわけか、暖房作動せずで、皆コートを着込んで授業というハプニングも。講義自体は、とても面白かったのですが。

そして、帰路。うっすら雪化粧ではなくすっかり雪景色、写真では見えませんが吹雪いていました。
もう朝からの寒さで疲労困憊の私、徒歩で帰るのを諦め、バスに乗りましたーー。




ああ、いよいよ厳しい冬が始まってしまいました。
風邪をひかないように気をつけつつ、外の寒さに負けないように、内側から熱い向学心をメラメラ燃やして、冬もまた充実した日々を重ねていきたいです!






Last updated  2019.11.01 07:49:44
2019.10.31
カテゴリ:留学
Complex Litigation のクラス、相変わらずとても難しいですが、でも同時にとても面白くなってきました。しっかり予習して、しっかり集中することが、面白いと感じるための絶対最低条件ですが。
UIUCの教授陣は、ほぼ全員といっても良いと思うのですが、実務経験があるので、弁護士時代の経験をお聞きできるのも面白いです。

ところで、ずーーーーーーっとずーーーーーーーっと課題だった、「Law School で授業中に皆の前で質問する」という目標が今日ようやく達成できました。ぱちぱち(心の中で拍手)!

Law500時代からずっと今日こそはと思い続けていたのに、できなかった課題だったので、やっと殻を破れて本当に嬉しいです。いつも、心の中に疑問があっても、どうしても皆の前で聞けず、講義が終わった後に、教授に質問しに行っていました。でも、ロースクールの講義は、質疑応答も授業の一部なんですよね。質問から発展していくやりとりに、皆が引き込まれていく、それも含めて講義なんです。それが分かっていたから、皆の前でも質問できるようにならないと、っていつも思い続けてきました。日本だったら、誰の前だろうとどんな場所だろうと必ず質問するようにしていたのに、と本当に情けなくて悔しかったので、今日は、あ、できた!って思いました。ささやかすぎる喜びですみませんーーー。

今、講義では、Multi district Litigation という類型の複雑巨大訴訟を勉強しているのですが、この訴訟においては、大規模一括和解を促進するために様々な工夫がなされています。裁判官には、広範な裁量が与えられている代わりに、信じられないほど沢山の手続きを統括しなければならず、超人にしかできないんじゃないの、と思ってしまいます、だって、原告数5万人とかなんですよ?一体どうやって?とか思いますよね、絶対、実際の手続きを見てみたいです。

それで、裁判官の裁量の一つとして、special masterと呼称される裁判官の補佐役の弁護士を選任できるという仕組みがあるのですが、私の質問は、「裁判所はどうやってspecial masterを選ぶんですか?」というごく単純な質問です。答えとしては、名簿とかがあるわけじゃなくて、一本釣りで、評判の良い弁護士や実績ある弁護士をケースに応じて選ぶということでした。うーん、でも、具体的にどうやって。。。やはり、実際の例を見てみたいですね。

それ以外には、講義後になってしまいましたが、こんな質問をしました。
勇気がなかったというより、タイミングを逸した感じだったのですが、明日以降は、ひとつだけじゃなくて、もっと質問や発言をできたらなって思います。ひとつひとつ目標を高めてこうと思います。

1,Why do both parties try to avoid proceeding a trial?
(何故、当事者は、トライアル手続に進むことを避けたがるのですか?)

アメリカの訴訟では、実は判決まで進むのは僅か5%、ほとんどがpretrial という訴訟準備手続で和解で修了します。その心理は一体なんだろうという質問です。
答えは、「トライアルはあまりにもリスクが高いから。被告にとってはとんでもない巨額の判決になる可能性がある、結果が読めない。原告は、良い結果でも、手間暇分の弁護士報酬が巨額になる」ということでした。うーん、文献でも教科書でもそのような趣旨の記載は良くあるのですが、どれ程のリスクなのだろう、まだ肌感覚でピンと来ていません。突っ込んで聞くか、あとはやはり現場ですかね。

2,What is a unique role of the class action?
(結局、クラスアクション特有の役割はなんですか?)

大規模訴訟は、伝統的にはクラスアクションが有名ですが、急激に存在感を増しているのが、multi district litigation です。クラスアクションは、かなりシビアな要件を満たさないと受け付けてもらえないのですが、MDLは、基本的には提起された訴訟の集合体なので、クラスアクションよりは認められやすい傾向があります。そうだとすると、クラスアクションは何のため?と思ったわけです。
答えは、「MDLは、原告数がものすごいことになる。原告代理人も超大変。クラスアクションは、要件さえ満たせば、1人か2人の原告だけと話せば良い、lawyerにとっては、クラスアクションを使えるなら使いたい」ということでした。なるほどーーー。

学んだことが自分のものになるように、自分の研究に活かせるように、今日も明日も少しずつ進んでいきたいです。






Last updated  2019.10.31 05:36:05
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