2017.11.06

「何事にも代えがたい有益な作業」

カテゴリ:弁護士業務
現在、とある事件で、別の事務所の弁護士と共同受任しているのですが(複数あります)、提出する書面を巡るやりとりの中で、

「書面の作成は確かに楽ではありませんが,漠然とした思考を文章化することで頭がずいぶん整理されますし,雑多な情報からいらないものをそぎ落としてエッセンス化することができるので,何事にも代えがたい有益な作業だと思っています」

というメールを頂き、深く感動しました。

弁護士が作成する書面は、「聞き書き」ではありません。
法的思考、法的構成に基づく、依頼者の「主張」をオーダーメイドで言葉に紡ぐ作業です。
上記あるとおり、

1,漠然とした思考を文章化することで整理
2,雑多な情報からいらないものをそぎ落としてエッセンス化

する作業がまさに「書面作成」業務の本質ですが、「言うは易し行うは難し」とはまさにこのことで、思考を整理してエッセンスを言葉にするのは、時に本当に大変な作業です。

難易度は様々ですが、一つとして同じ書面はなく、時に、苦しくて苦しくて逃げ出してしまうこと、できないと心が折れてしまうことがあります。

でも、何度逃げ出しても何度心が折れても、やっぱり立ち向かうしかありません。
そうすることでしか階段を上れない、成長できない、引き出しが増えないのですよね。
キャリアは、漫然と年月を重ねても、重ねたことになりません。

本当に苦しい書面作成を「何事にも代え難い有益な作業」と表現できる真摯な姿勢を重ねていくことが本当のキャリアになるのだと思います。






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Last updated  2017.11.06 03:50:04