2008/09/21(日)23:33
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN24『ダモクレスの空』
キレイにまとめてきたというのが実感です。
運び方はうまいし、見せ場は多いし。反面、コードギアス独特の面白さは
半減し、小さくまとめてきたなぁと。
最たる例がフェイク演出の多様です(主に人の生死)。
まぁ00でも多様してましたけどね。
<テーマの核心部分について>
シャルルは過去を、シュナイゼルは現在を、ルルーシュは未来を…
と響きはかっこいいけど、そうかぁ?というのが率直な感想。
シャルルの唱える人々の精神の融合は別に過去に向いてないですし。
むしろ未来志向。過去の経験や知識をベースにしているのはルルーシュも同じ。
あえて言えば性悪説を唱えているのがシャルルとシュナイゼル。
性善説を唱えているのがルルーシュ。
人が欲を制御せざるを得ないシステムを構築し、絶対的力による抑制を強いることを是
としたのがシャルルとシュナイゼル。
少々ぶっちゃけモードで語ると、シャルルというキャラクターがわけがわからなくなって
しまったのは人が嘘をつくとこを誰より嫌いながら、自らはそれを助長する世界
(極端な格差社会)を構築し、それでいて嘘に塗り固められた不の感情を持つ虐げられた
大多数の人々の意思を受け皿にするわけでもなく、なぜか一人で勝手に世界の書き換え
をしようと画策していた点。不平等≒進化≒正義と唱えていたのは何だったのか。
ルルーシュがユフィを殺したときの高笑いは?…キャラクターがグチャグチャすぎ。
シュナイゼルはキャラとして筋が通ってはいたのですが、シャルルの計画の
どこまでを感づいていたのか、なぜをれを“否”としたのか?というこのキャラクター
にとっての最も重要な部分が抜け落ちていたのが残念。
ついでにマリアンヌ殺害の真相解明部分に関わってこなかったのも落としちゃったの
でしょうかねぇ。
で、肝心のルルーシュの真意が次回明らかになると。まぁゼロを悪人に仕立て上げよう
としているところまでは疑いない状態ですが、真意の部分はさしずめ、黒の騎士団に
ゼロを討たせる演出をし、ブリタニアを崩壊させ、現在よりは人々の意思を尊重できる
新たな秩序を構築させようとかそんなあたりですかねぇ。
カグヤがカレンより先にルルーシュの真意を汲んでしまったかな?
で、最終回のタイトルは『Re:』とな。
大きくとらえるならばルルーシュの問いかけに対する世界の返答。
小さくとらえるならC.C.の契約に対するルルーシュの返答とまぁそんなことしか
思い浮かびません。発想が乏しいですね我ながら。
最終回は前期から踏まえた少し長めの感想を書きます。では。