2010/09/04(土)22:55
アマランサス
昨日の日記の植物は
『アマランサス』という
中南米(メキシコからアンデス山脈)原産のハゲイトウの仲間、ヒユ科、ヒユ属の一年草で、
ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」だそうです。
江戸時代末期に岩手県軽米地方でアマランサスが栽培されていた記録があり、
その時の呼び名は仙人穀(センニンコク)といっていたそうです。
アマランサスにも色々と種類があって、この辺りで栽培されているのは、
「ニューアステカ」「メキシコ」という種類のようです。
8月上旬から穂が出始め、収穫は9月下旬からで、
真ん中に移っている穂のようにだんだん赤くなっていくみたいです。
(真ん中の穂よりもっと赤くなるみたいです。)
アマランサスの栄養価は、タンパク質は精白米の約2倍。
雑穀の中でもタンパク質の多いソバをも上回っていて、
カルシウムは精白米の25倍、脂質は5.6倍、鉄分は50倍、繊維質約8倍と、
ヒエ、キビ、アワに較べてもはるかに多く、
その他、リン、カリウム、リジン、メチオニンなども多い栄養価の高い作物なんだそうです。
食べ方は、お米にお好みの量を混ぜて普通に炊けるそうです。
キビやアワとは違った独特の食感があり、
単体では味はあまりないものの、よく噛むと少し土臭く苦みがあるそうです。