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カテゴリ:自衛隊ネタ
ひさびさのミリネタ(ミリタリーなマニアックなネタ)です。
数日前のニュースに 『離島奪還で陸自輸送の切り札に 防衛省がフェリーを高速輸送艦に転用検討』 というものがありました その内容というのは、 中国による東シナ海の離島侵攻の脅威が高まるなか、 島嶼(とうしょ)奪還作戦で陸上自衛隊部隊を 機動展開させる輸送手段の「切り札」として、 防衛省が、民間フェリーを高速輸送艦として 転用することを検討しているというもので、 その対象になっているフェリーというのが、 「津軽海峡フェリー」が2隻所有する、 時速約67キロで航行できる、 双胴型高速フェリーとしては世界最大級の ナッチャンReraおよびナッチャンWorldだということです。 燃料高騰による赤字で20年10月から運航を休止していますが、 乗客774人、トラック33台、乗用車195台という積載量と高速性能は、 島嶼奪還作戦で主力となる陸上自衛隊西部方面普通科連隊の 隊員約600人と高機動車や軽装甲機動車といった装備も搭載可能で、 まさに適任というわけです。 昨年12月の「防衛計画の大綱」では 「(島嶼攻撃には)機動運用可能な部隊を迅速に展開」と明記されたが、 展開させる輸送手段が担保されていない重大な問題点を抱えていました。 防衛省では民間フェリーの転用でその穴を埋め、 本州の部隊を南西方面に展開させる「スイング戦略」の輸送手段としても 有効と判断しているそうです。 また、海外での災害時の国際緊急援助活動に 部隊を派遣する際にも活用を想定しているようです。 防衛省は6月までに結論を出し、 24年度予算案概算要求にも盛り込みたい考えとのことです。 民間フェリーの軍事転用というと、 抵抗感がある方もいらっしゃると思いますが、 実は僕はなっちゃんが運行休止になった時に、 海外での同じような事例を知って、 なっちゃんを海上自衛隊で買い取れば良いのにと思っていたので、 それが現実になるかもしれないと知り、 ちょっとワクワクしています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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