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2020.10.25
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「俺達害虫に生活権を!!」
「オー!」
「俺達害虫にも生きる権利を!!」
「オー!」
「私達益虫に保護権を!!」
「オー!」
「私達益虫に特別保護権益を!!」
「オー!」
虫達は害虫と益虫に分かれ大規模な抗議デモを行っていた。
害虫は食べなければ死んでしまう、生き血を吸わなければ子供の養育義務が果たせない等と生きていく上で必要な行為であり、虫が虫たるに値する生活に必要な一定の待遇を要求する生存権を主張した。
益虫は害虫を駆除する農薬散布で自分達の生命まで危険にさらされているとし、特別保護区を設置して優先的に保護される保護権を要求した。
害虫の代表はニジュウヤホシテントウ。
益虫の代表はモンシロチョウ。
両デモ隊はとある農家の前で対峙する事になり、一触即発の事態となった。
害虫の代表のニジュウヤホシテントウが前に進み出て、「俺達にも生きる権利がある。喰わなきゃ死んでしまう。お前達益虫どもは俺達害虫を喰ったりして人間に媚びを売る虫社会の裏切り者だ。」
益虫のモンシロチョウが反対からやって来て、「私達も食べなければ生きて行けません。蜜を吸うために花に潜り込むだけの者もいます。人間に害をなす事をやめ、生活改善、食料転換を行わないあなたたちのせいで、私達にまで農薬による生命の危険が・・・・・・・?」
と言ったとき、モンシロチョウの言葉が止まった。害虫の中に我が子の姿を見つけたのだ。
「あなた!そこで何してるの?あなたはこっちでしょ?」モンシロチョウはヒステリックに叫んだ。
「でもママ、僕達幼虫はキャベツの葉を食い荒らすから害虫なんだって。」モンシロチョウの子供は、それこそ虫の鳴くような声で言った。
「どうやら身内の中に、とんだ厄介者がいるようですな?」ニジュウヤホシテントウは勝ち誇った様に言った。
モンシロチョウはしばらく絶句していたが、やがてこう言った。
「害虫、益虫は人間の都合で勝手に自分達のために決めた事。本来私達は生活のために食べ、行動をしているのです。私達に善も悪もないし、人間の様に環境を破壊する事は決してありません。そうです、私達は基本的虫権を求めて共に手を携えて断固人間に抗議しましょう。」
害虫と益虫のデモ隊の流れは一つの大河となって、人間達の住む町に行進を始めた。






最終更新日  2020.10.25 00:00:20
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