|
カテゴリ:飛翔の剣
ジーフがよく行く漁場や他の港の知り合いの家などを聞いた彼らはイスラン島の漁港へと戻って来た。
すると漁港では大騒ぎの真っ最中だった。 そのわけを聞いて一行は青ざめた。 ジーフの船が無人で発見されたというのだ。 ジーフの船が海を漂っているのをたまたま通りかかった仲間の船が発見して曳航して戻った。ジーフの船は港に泊められ船内が詳しく調べられたが、ジーフもその他の所持品も発見されなかった。 果たして彼は無事なのか? クリスタルサーペントに襲われて命を落とした可能性もあるが、どこかの島にでもたどり着いて生き延びている可能性も捨てきれなかった。 彼はクリスタルサーペントを倒した英雄であり、猟師仲間からも尊敬される腕利きの漁師だったのだ。そう易々とやられてしまうような男ではないと誰も思った。 いや、そう思いたかったのかも知れない。 知らせを受けたミチルとベルもすぐさま駆けつけジーフの船を見て、茫然と立ち尽くした。マイロンたちや他の漁師たちは船の状態をつぶさに調べていたが、不意にレーオがある物を見つけて叫んだ。 「ねえみんな、これを見てよ。」 レーオが指さす先の船室の天井に何やら文字を刻んだ跡があったのだ。 それはジーフからの伝言でこう書かれていた。 ======= 黒天使団に見つかった。 竜の巣 J ======= 「黒天使団?」 アズキンは首をかしげた。 「黒天使団はこの付近を荒らしまわる海賊で、乗っている者はすぐさま殺され海に捨てられる。中の物は洗いざらい略奪されるんだ。だから奴らに見つかると船を捨てて逃げるしかないんだ。いくらジーフでもな。」 漁師の一人が言った。 「で最後のJはもしかしてジーフのJ?」 マイロンが聞くと漁師はこう説明した。 「この伝言が奴らに発見されても誰のものか分からない様にしたんだろう。船を見れば俺たちならジーフのだと分かるからな。ジーフはきっと船を捨て海に飛び込んでシェロ島まで泳いだんだ。」 「シェロ島だってなぜ分かるんだい?」 コットンが聞くとその漁師は言った。 「竜の巣島は俺たちだけが使う島の名前で、名前の通りそこには恐ろしいドラゴンや化け物がたくさん住んでいるんだ。クリスタルサーペントもうじゃうじゃいるらしい。」 「という事はどちらにしろ、ジーフさんの命が危ないということ?」 マイロンの言葉に漁師たちは顔をこわばらせてうなずいた。 「ジーフさんはどこか見つからない場所に隠れているよきっと。」 レーオは希望を込めて言った。 「よしそれじゃ俺たちが助けに行こう。」 またもやハッチがベルを見つめながら大声で言った。 Copyright (C) 2014 plaza.rakuten.co.jp/zakkaexplorer/ All Rights Reserved. 「雑貨Explorer」 今回のキーワードは「竜の巣」で、ヒットするわけがないと思いつつ30件ヒット。 あるもんだ。 商品カテゴリが【書籍・コミック えほん・児童・図鑑】だって。図鑑? 商品説明に「リユウ ノ ス リユウ ノ ス ネコナキヤマ シヨウガツコウ ポプラ ポケツト ブンコ 33-1」ってあるだけ。わけわからん。
こっちくらいくらい詳しく書けよ。 「直人と研人のおじいちゃんは、子どもの頃、恐ろしい竜の巣に入ったことがあるという。「あの雲は、ひょっとすると竜の巣かもしれないぞ」。おじいちゃんの昔話が始まった…。」
表紙がなんともいかさないデザインだが。内容は?
こっちもなんだかドラゴンにまつわる話。ドラゴンはファンタジーには打ってつけのキャラなわけだ。
ふと見るとメジャーな作品にもヒット。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[飛翔の剣] カテゴリの最新記事
|