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2022.07.03
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最初地図をアレ・デ=ランのオッカナ議員に届けようとしたことから、それが悪漢ベーダ―の秘密のアジトであることを、宇宙国家を闇から密かに操る影の支配者から知らされたベーダーはマルークたちを捕まえ地図のありかを知ろうとした。

しかし、ベン・ケイノービの身をなげうった救いで辛うじて逃げおうせたが、影の支配者が星をも破壊できる恐怖の兵器を作っており、それがこのヱンドアの軌道上に浮かんでいることが分かった。

そこでマルークたち一行はトットさんいや、神の化身デブリンと共にこの星に降り立ち、その兵器を地上から守るシールド発生器を破壊しに来たのだ。

ジョンピーの説明を自動翻訳機から聞きながらイオークたちは熱心にうなずいた。

やがて彼らは長老と中心顔を突き合わせ話し合いを始め、代表のイオークがマルークの前に進み出て言った。

 

「我々イオークは我が部族を上げてお前たちを助けよう。」

 

自動翻訳機から聞こえる固い決意にマルークは勇気づけられた。

 

「はみ出し者のイオーク、デビンがシールド発生装置へ侵入する裏口を知っていると言っている。」

「えっ?ホントかい?」

マルークは思わぬ言葉に思わず叫んだ。

「よし、それなら話が早い。明日になったら俺たちをそこに案内しろ。」

舌なめずりしながらバンは言ってニヤリとした。

 

それがらマルークたちとイオークは明日の計画を練りながら一夜を過ごした。

 

それを尻目にトットさんはイオーク特性のお手製ソーセージをひたすら食べまくっていた。「ううう、うまい。腹がはちきれそうだ。」

(もうはちきれているし・・・・)

「なに?マスP何か言ったか?」

しかし、マルークは上空に浮かぶデススターデスを見上げなら、ブツブツつぶやいていた。

「マルーク、どうしたの?」

レイヤンが心配そうに彼の後ろから声を掛けた。

「ベーダーがあのデススターデスにいる。彼は、実は・・・」

マルークは戸惑いながら言葉を切り、ためらいながら、やがて意を決して言った。

「僕の父親なんだ。」

「えっ?何ですって?」

レイヤンは驚いて聞き返した。

マルークあ唇を噛みながら絞り出すように言った。

「そうなんだ。ベーダーは僕の父親なんだ。そして、君の父親でもある。」

レイヤンは衝撃で目を丸くしてマルークを見つめた。

「そんな・・・・。いえ、分かっていたわ。私にもフォースがいつも語り掛けていたの。」

「僕はいかねばならない。ベーダーを、僕ら父さんを悪の支配者から取り戻さなきゃいけない。僕は感じるんだ、父さんの中にはまだ善の心が残っている。きっと連れて帰る。」

そう言ってマルークはレイヤンに大きく頷きながら背を向け朝もやの中に歩み去って行った。

涙を浮かべながら見送るレイヤンの後ろからバンがやって来て声を掛けた。

「どうしたんだ?マルークは?」

レイヤンは何も言えず振り返るとバンの胸の中に飛び込んで泣いた。

 

「私の息子があの星にいます。息子を連れて参ります。彼を味方に付ければ大きな力になるでしょう。」

ベーダーは玉座に座るシスの暗黒卿ダース・シデヤンスに跪いて言った。

「さてできるかな?」

「叶わなければ、私が死を与えます。」

シデヤンスの懐疑の、そしてベーダーをあおる言葉にきっぱりと答えた。

 

ヱンドアに降り立ったベーダーは投降としてきたマルークの相まみえると、マルークのライトセーバーを見ながら言った。

「ベン・ケイノービに鍛えられたようだな。どうだ、私とお前とでシデヤンスを倒し宇宙の支配者になろうではないか?」

だがマルークはそれには耳を貸さずまっすぐ父親を見つめ言った。

「父さん、僕にはあなたの心に善の心が見える。帰って来て!」

 

ベーダーはじっと息子を見つめ、なおも言った。

「私とお前なら何でもできる。思いのままだ。」

 

それを聞きマルークは吐き捨てるように言った。

「あなたはもう死んでしまったんですね。」

 






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最終更新日  2022.07.03 21:46:30
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