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okini iri -koma-goma *

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2006.02.20
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カテゴリ:ture-zure zakki。。
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真田さんをはじめアジア各国の一流俳優を配した神話的な要素と、三者三様?のプロミスの行方を彩る表現の美しさの数々に、ひとつの映画作品としてとても楽しめました。

野心を感じる"緋色"が印象的な真田さん演じる『力』の大将軍。 奴隷役のチャン・ドンゴンさんもダークめの衣装やメイクに透明感のある瞳で、粗野な純真が際立っていましたし、傾城ことセシリア・チャンさんも奇跡的な美しさ。。

冷酷な北の公爵役のニコラス・ツェーさんのシーンに至ってはなんだかビジュアル系バンドのPV。思わずくすっとしちゃうくらいクールでした。

(それに、とあるサイトで知ったのですが、あの指差し棒。* 無歓が崑崙に華鎧か黒衣かを選ばせるときに、無歓以外の手下も皆使っていたらしい。なぜか、ギャグの要素があちこちに。。)

映画を観に行く前に、プレビューをチェックしていたのですが、なかでも多く目にしたのはVFXがどうも。。という意見でした。

私は特にそうも感じなかったのですが恐らく、チャン・ドンゴンに対して一定のイメージを抱かれていた方は特に、あの"四つ這いの高速疾走"や、その高速疾走で時空を超えるという設定が原因なのかしら。?と思ったり・・。

たぎる野心、力による栄光を将軍、なんら望みを持たない運命の囚われ人としての象徴を奴隷として。すべての男性の心を奪う美の化身であるのに本当の愛を手にすることが出来ない王女。

この作品はあくまで神話的ファンタジーなので最後にはすべてをそのまま受け入れないとだめなのでしょうけれどね。。

神話的にそれぞれの登場人物に象徴、力、愛、美と結びつけることでいくつかの謎解きのパズルのようにもつれてストーリーは展開されてゆきます。

個人的にはかなり愛すべき作品の一つに感じた* だけにラストの展開などついついあれこれ考え込んでしまいました。

あれは・・。ハッピーエンドではあるのでしょうけど、三人のそれぞれの"プロミスに立ち向かう"というテーゼに対して、少し分かりにくく感じました。

和的運命論的美学から解こうとするからなのでしょうか。
やや霧の向こうに感じるのは私だけでは無いのでは。??

とあれこれ思いをめぐらせながらネットで関連商品やビジュアルブックをチェックしてしまうのでした。*


<いちおうネタばれ注意です。+-+>


気になる点があるのですが、まずは傾城の気持ちがよくわからない点。
私の理解力が足りないとしても(彼女の気持ちの描写ってそれほど無かったですしね。)

黒衣の設定がちょっと不透明で、最後に身に付けたのは、生き延びるためだったのか、それとも他に傾城の無極を選びなおす為の理由があったのか。。

それに最後のアクションも綺麗でいてかつ迫力もあったのですが、最後がみな簡単にやらちゃい過ぎな感も。。特に崑崙。

ラストに流れた、冒頭ちかくの幼少の傾城の満神との対話の後の水の上を歩くシーンもどういう意味があったのか謎すぎ。。

気になってしまいます。+

私的には、最初に彼女を命がけで救ったのは彼でなくとも、最後には光明に愛を感じた気持ちに反応したと見たいのですがこれは違うのかな。。 ^-^;
(最初に駆け寄らなかったことは。。やっぱり違う??)

割り切れない人の気持ちとするべきなのかな。



追記。。

未確認なのですが、どうも原作の最後には崑崙が時空を超えて彼女にもう一度、満神との契約の場面にもどしてnoを選ばせるということらしい。。

ちなみにAmazonで販売されています。+





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最終更新日  2006.02.21 17:55:19
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