2021/06/19(土)12:26
手術で治ったことと失ったもの
入院・手術された職場のnさんが職場復帰されている。
仕事はできているが手術の後遺症が痛々しい。
明らかに生活・仕事に支障がでています。
私も手術したのでわかるけど、
病気の部分を切り取って「治った」というけど、
後遺症が必ずあるのね。
病気で手術の場合、大きな検査を何度もして疲れるし、
癌の告知があると癌=死と思って気が動転するじゃない。
もう、早く切って治そうと思うばかりで
後遺症があることは聞いても深刻に考えてないと思うの。
「手術は成功!癌は完全に取りました。残念ながら
患者は死にましたが」そんなブラックジョークがあるくらい。
その辺がクオリティオブライフ。
命の長さ、病気の苦しさ、つらさと
日常生活の快適さ?をいろいろ考えて
比較検討して治療方法を選ぶということなのね。
原発性アルドステロン症だった私の場合、
片副腎をとって重度高血圧はすっかり治った。
手術前、一つになっても生活に影響はないといわれてたけど、
ぐっと疲れやすくなったし、アレルギーになりました。
その時、併発疑いのあったクッシング症候群の場合、
同じように一つ副腎を切除しても
手術後の生活は後遺症がすごくつらい、と聞きました。
「手術して治る」ということは
必ず何かを失うことがあると改めて思った一週間でした。