入院が決まったので、就業規則を確認
お勤め人なので一番に仕事を休む段取りをした。2009年11月初め入院決定。原発性アルドステロン症確定後の副腎静脈サンプリングをし、結果によっては手術するためだ。ここ2~3カ月の重度高血圧、血圧乱高下を止めなければ検査自体まで生きてることさえ危ない。血圧は落ち着いてもたぶん180/100位で、完治するまで仕事は禁止。術後の療養を合わせる休業期間は半年くらい。翌年ゴールデンウイーク明けに仕事復帰と予想された。さっそく、上司に病気の説明をした。「難病で、血圧220/120で下がらない。検査・治療に半年の予定」当時の上司は、胃の摘出をして半年休んだ経験がある人で、病気休業には理解がある人だった。けれど、半年以上は難しい。という雰囲気だった。自身の経験から「検査だけで半年以上かかるなんてあり得ん」そう言って、医師に直接の説明を求めた。予約を取り、主治医、上司、私の三人でカルテを見ながら、難病であること、ホルモンの検査は時間がかかること、専門とする病院で検査・手術するため、順番待ちが長いことを説明してもらった。長期休業に当たって、就業規則を読んで本店総務に確認した。私の勤務先は年次20日間の有給休暇以外に長期病欠のための療養休暇が30日ある。取得には制約があるが、私の場合使えることを確認。年休、療養休暇、年末年始と合わせて11,12,1月の3カ月は有給のお休みとなり、基本給が支給される。向こう3カ月間の生活費が保障されたので一安心。休業届、診断書もとりあえず3カ月で出して、その後追加を出すことにした。ネットで調べると、大企業などは1年とか3年とか長い病気休暇があるらしい。山陰にそんなもんはほとんどない。この有給3カ月は私の周りでは驚きの就業条件だった。30歳過ぎて中途採用で入った小さな会社だったが、思いがけず厚い福利厚生は本当に有難く、ラッキーだった。2月以降は欠勤となりお給料は出ない。代わりに健康保険組合に請求して約2/3が傷病手当金として振り込まれる。こう考えると、パートのおばさんでも扶養に入らないように仕事時間を調整したりせず、しっかり働いて社会保険をかけるほうがずっといいように感じた。もちろん、民間の生命保険の請求手続きの問い合わせもした。