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2011.09.07
カテゴリ：石川県の妖怪
石川県の妖怪12 力持ち幽霊 2011年9月7日更新
[力持ち幽霊] 力持ち幽霊は、能州（現在の石川県能登）の妖怪です。江戸時代の随筆『四不語録』2巻「女の幽霊」に記述があります。「力持ち幽霊」という名前は水木しげる氏が名づけました。 [四不語録より] 延宝年間、能登ノ国飯山(羽咋市)の谷入、神子ヶ原(現在、羽咋市神子原町)という村でのお話。その村のある農家の女房は、両わきに鱗が有り、乳房も大きく腹まで垂れ下がっていた。子供を背負っているときは、乳房を背中に「よいしょ」と投げ上げ乳を飲ますことができたという。またこの女房、大変な力持ちで、毎日男数人の仕事をこなしていたが、あるときとうとう病死してしまう。すると、17日目にどうした訳か幽霊となって現れ、夫をとリ殺し、ときどき村をうろついて、村の女子供を怖れさせた。 この村の作蔵という男、『墓に穴が開いていれば、そこから死人が幽霊となって出てくる』と聞き、「もしかしてあの女の墓に穴が有るのではないか。確かめてやろう」と、坊主と一緒に墓を調べに行った。すると案の定、でかい穴がある。すぐにその穴を埋めようとしたが深くてなかなか埋まらない。そこで村人に頼み土や木のクズを大量に押し込み、ついに穴を埋めてしまった。ところがその夜から、女の幽霊が作蔵の家に来て体をくすぐるなど悪さをするのだ。作蔵は困り果てて魔除けとなる名刀を借りて置いたところ、しばらく幽霊は来なくなったが、刀を返すとまたやって来る。 ある時、山の仕事が終わって帰る作蔵を、後ろから何ものかがついてくる。「また来たな」と振り返った瞬間、ものすごい力でつかまれ、7、8間も先の谷底へ放り込まれてしまった。作蔵は谷底までごろごろ転げ落ちて気絶する。女の幽霊はそれを見て「作蔵が死んだ」と思ったのだろう、その後来なくなったという。作蔵自身が語ったのを聞いて、ここに記した。 江戸時代の『四不語録』では「女の幽霊」となっていますが、「力持ち幽霊」という名前は水木しげる氏が名づけました。そのイラスト写真をご紹介します。リンクするのは失礼だと思いますので、矢印のあとをコピーし、検索窓に貼り付け、そのトップをご覧ください。 (写真)→ 力持ち幽霊/ 水木しげる妖怪映像原画集 妖鬼化 (グーグルマップ)→ 石川県羽咋市神子原町 □□羽咋市神子原町の宿泊施設□□ 神子原町は山の中に有り、すぐ近くに宿泊施設がありません。 羽咋市街から10km程度です。→ [羽咋市] 石川県を訪ねてみませんか。加賀百万石城下町 金沢。少し路地に入れば当時のおもかげと伝統技に出会えます。能登は海、空の青、白い雲、きときとの海の幸。加賀は白山、温泉の地。どこもみな、きっと心に残る旅になるはずです。 石川情報→ [ケイの石川県森林公園写真集] [石川の方言] [石川県方言検定] ☆☆☆ 石川県 お勧めの宿☆☆☆ [金沢駅前] [金沢市内(1)安価家庭的 (2)繁華街 (3)中心街 (4)郊外] [河北郡] [七尾市] [能登町] [能登町 農家民宿] [珠洲市] [輪島市 (1) (2)] [志賀町] [羽咋市] [白山市] [小松市(1) (2)] [加賀市] ☆☆☆ 石川県の温泉☆☆☆ [和倉温泉(1) (2) (3)] [輪島温泉] [羽咋志賀の郷温泉] [湯涌温泉・深谷温泉] [白山一里野温泉] [白峰温泉] [白山 手取温泉・辰口温泉] [山中温泉 (1) (2)] [山代温泉(1) (2) (3)] [片山津温泉(1) (2)] [粟津温泉・赤穂谷温泉] ☆☆☆ 料理がおいしい宿 ☆☆☆ [金沢市] [能登町] [珠洲市] [輪島市] [羽咋] [白山市] [小松市・加賀市] ☆☆☆ ペットと泊まれる宿 ☆☆☆ [ペットと泊まれる宿(1) (2) (3)] [ペットホテル] ☆☆☆ 観光名所と宿泊施設 ☆☆☆ (大きい写真を使っているため、動きがややのろくなります。ご了承ください) [金沢市内観光(1) (2) (3)] [金沢市・花・景色・街並] [金沢周遊観光バス紹介] [河北郡] [七尾市] [穴水町・能登町] [珠洲市] [輪島市] [志賀町] [羽咋市] [白山市] [能美市] [小松市] [加賀市] [石川県の妖怪名所] ☆☆☆ 石川県特産品 紹介 ☆☆☆ [石川うまいもん(1) （2) （3) （4)] [石川スイーツ(1) (2) (3) (4)] [石川激安米] [石川の地酒(1) (2)] [加賀友禅レンタル (1)黒留袖・色留袖 (2)訪問着・振袖] [能登珪藻土七輪] [金沢花友禅 ゆかた] [携帯用品] [ペット用品] [その他] ホームへ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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おはようございます。
力持ちの女の霊は夫によほどの恨みがあったのでしょうね。 力仕事をしてくれない我が家の男どもの事を考えるとその女房の気持が少し解るような気がします。 (2011.09.08 04:26:27) |
