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2011.10.28
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カテゴリ:石川県の民話 伝説
石川県の昔話53 大みそかの客

[大みそかの客]

[参考:中能登町の民話より]

むかしむかし、貧しいじいさんと婆さんがいました。明日が正月というのに米びつが空になってしまいました。婆さんは心配して、
「じいさん、これじゃあんまりじゃで、お隣に少し借りてこようかのう。」と言いました。じいさんは、
「婆さん、大みそかに借りに行ったらお隣も困るじゃろ。家に有るもん何でも食べておればいいんじゃねえか。」

そんな話をしていたら、一人の歳をとった汚い坊さんが訪ねてきました。
「申し訳ないが、今日の宿がどうしてもみつからんで弱っとります。どうか一晩泊めてくださらんか。」
婆さんは雪をかむった坊さんの姿を見て、
「あらあ、さぞ寒かったですやろ。どうぞ囲炉裏のそばへ上がらっしゃい。ただ、うちには今米が一粒も無うて、なーんももてなしできんでな。菜っ葉が少し有ったはずじゃ、いま熱い汁でもお作りしますさかい、温まって下んせ。」
「いやいや、そんな大事なものはとても頂けませんぞ。先ほど近くの家でこんな汚い乞食を止めるわけにいかんと追い出されてきたばかりです。どこか土間の隅にでも置いてくださればけっこうです。ところで婆さん、釜が一つ有りますかの。」
「釜は有りますけど一体何になさります。米が一粒も無うて。」
坊さんはにっこりして、
「水をたくさん入れた釜にこの米粒を入れて炊いてください。その上に菜っ葉を一枚載せておくのも忘れずに。」

坊さんがくれたのは3粒の米。こんなものを炊いて腹の足しになるものかと婆さんは思いましたが、一応その通りにやってみました。しばらくすると米が炊けるいい匂いがして釜が吹き上がり、やがてフタを上げてみると釜いっぱいにご飯が炊きあがっているのです。婆さんはおどろいて、
「お坊様、ご飯がいっぱい炊けましたぞ。」と言うとお坊さんは、
「おおそれは良かった。だがおかずが無いとさみしいのう。婆さん鍋は有りますかの。」
と言うので、婆さんが鍋を出すと、
「さっきの菜っ葉の残りが有りましたやろ。その菜っ葉の根っこを入れて、水をいっぱい張って炊いてください。」
婆さんがその通りにすると、坊さんはその中に袋から取り出した小さな粒をパラパラと放り込みました。しばらくするとグツグツといい匂いがしてきてフタをとってみたら、なんと人参、大根、ごぼう、玉ねぎ、カボチャ、ありとあらゆる野菜が鍋にぎっしり詰まって煮えていました。じいさんも婆さんもびっくり、その晩は、じいさん、婆さんが今まで食べたことも無いようなご馳走をお腹いっぱい頂いたそうです。

さて正月の朝になり、坊さんが帰るときこう言いました。
「大変お世話になりました。どうかあなた方の願いを1つだけ言ってください。仏様にお願いしてみましょう。」
じいさん、婆さんは少し考えて言いました。
「わたしら、もう先も長いこと無いさかい、今のままでじゅうぶん。なにも思い浮かばんですじゃ。」
「そんなことは無いでしょう。なんでもいいですぞ。」
その時婆さんが言いました。
「それなら、このジイジもバアバも昔の若いころに戻れたら嬉しいですがの。」
「よし、お聞きしました。」
坊さんはお風呂へ行って、袋から小さな粒を出してパラパラと風呂の中に入れました。
「さあ、お風呂を焚いて入ってください。」
さっそく二人はお風呂を焚きました。婆さんが上がって庭へ水汲みに出ていると、隣のじいさんが不審な顔をして、
「お前さんどなたや。はて、この家には娘さんがいたかのう。」と言います。
「なんかあったかいの。」と婆さんが聞くと、
「ありゃりゃ。お前さんは婆さんかい。一体いつの間にそんな若うなったんや。」
「ええっ。」お風呂には鏡が無いので分からなかったのです。婆さんは急いで水鏡に姿を写して見ました。すると18歳ほどの昔の若い頃の姿に戻っているのです。婆さんはおどろいてじいさんのところへ走って行きました。なんと、じいさんも、二人が出会った頃のりっぱな若者になっているのです。婆さんはじいさんに飛びついて、
「ああ、あの坊さんは願いを叶えてくれたんや。なんてうれしい。これでもう一回、二人で楽しい人生を送れるわ。」
二人はお礼を言おうとそのお坊さんをあちこち探し回りましたが、もうどこにも見つからなかったそうです。
(文責:津幡町 吉田恵一)

[石川県昔話 目次]

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Last updated  2014.05.09 22:21:16
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