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テーマ:落語!&演芸!(1297)
カテゴリ:落語つながり
立川談志と若手精鋭落語家の会 其の三
2005年5月28日(土)鎌倉芸術館大ホール 18:00~20:24 立川志ら乃__狸札 柳家喬太郎__午後の保健室 柳家花緑___片棒 立川談志___へっつい幽霊 「狸札」。立川流というか、あちらこちらに小ネタをからませたもの。オチは個人的にはいまいち。 喬太郎師匠。 まくらはハブの会話、かいそう電車、ばかップル、学校・幼稚園での落語会といういつもの話。 「午後の保健室」は聞くしか分かりえない噺。中3の生徒、保健室の先生、校長先生の役柄とギャップをよくも混乱せずに演じられるものだと感心します。 花緑師匠。 まくらは最近お決まりの上方での落語会ねた。但し、分かりにくいところに少しずつ改良が加えられていて、進化していることが分かる。 「片棒」はおとっつぁんには若すぎると思ったのだが、息子3人を演じるにはこれくらいのパワーがあったほうが面白いことがわかりました。この噺は親父ではなく長男、次男が主役だったんですね。 談志師匠。 若手が受けたので、違うところを見せなけりゃと言って別の土俵で勝負とばかりに昔の映画関連のまくら。若者に是非見て欲しい映画としてビリー・ワイルダーの「情婦」を推薦。http://www.ne.jp/asahi/wilder/blvd/witness.htm また、和田誠も気がつかなかったことを自分が気がついたと言ってうれしそう。 「へっつい幽霊」 へっつい3円をひっくるめて3円に負けさせるところで、いきなり1円50銭と言ってしまう。本気かネタか分かりませんが、そのままごまかして三木助の口真似でしばらく話を進める。ちなみに数字の良い間違えはこの後も1度。 さらに300円を熊さん銀さんが使いきった晩のところでしばし絶句。 このあたりで円と両の単位が混在しはじめ、しばらくは単位は言わないまま進める(最後は円になっていましたが)。 こう書いていくとボロボロのようですが決してそうでもなく、なんとも言いがたいところです。 下げに入り、正統派で行くか、志の輔でいくか、さらに一ひねりでいくかと言って、3通りやって終わる。 志の輔師匠のCDを聞いたばかりだったのでなかなか興味深いものであった。 どれが良いかはお好みでしょう。 幕が下りてきても、何か予感がしたのでそのまま注視していると、案の定再び幕が開き、今日の言い訳。 曰く、睡眠薬を飲まなかったので体調が悪かった。曰く、会場が少し暑かった。 別に気にしなくても良かったのに。
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この映画には、本当にしてやられました。ミステリーの最高峰の一つです。マレーネ・ディートリッヒの何かを秘めた冷たい美しさにも痺れます。
(2005.06.02 22:08:40)
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