ネーミングの妙「主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、 人のところへ持って来て、人がそれをどう呼ぶか見ておられた。 人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった」創世記2章19節 英語のネーミングにはがっかりさせられることがあります。 今日の新聞の生活欄に春の兆しということで水芭蕉の仲間、「座禅草」の写真が載っていました。 水芭蕉の白い花びら状の部分が暗紫色のもの、と言ったら想像しやすいでしょうか。真ん中にはちょこんと丸い芯(実際にはこれが花らしいですけど)が座っていて、まるでお坊さんが座禅を組んでいるようなところから名前が来たんでしょうね。 どれどれ英語でなんて言うんだ、と見てみると。 skunk cabbage.... スカンク・キャベツかよ! 確かにくさいらしいけれど、あんまりでは・・・? ネーミングのことでそう思ってるのは私だけではないようです。 日本人の友人が「花びらが5枚のきれいな花の名前聞いてがっかりした。」と言うので「なんて名前だったの」と聞くと、 「ファイブ・ポイント」 まんまやん! わかりやすいけど、何かが欠けているような気がしてしまいます。 同じ草を見て 「ふむ。まるでお坊様が座禅を組んでいるようじゃ。座禅草と名づけよう」 というのと 「うわ、くっさー!スカンクじゃん」 というのでは、その草に対する姿勢が違いますよね。 その点、日本の植物のネーミングはいいなあ、と思います。 われもこう、おとぎりそう、ははこぐさ、おみなえし、みやこぐさ・・・ はっ! 「へくそかずら」ってのがあった! (2004年3月3日) ねこに講釈 トップに戻る ホームへ戻る ジャンル別一覧
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