2017/04/06(木)23:42
クラフト界における日本語の進出
英語で言ってそのまま通じる日本語って結構ありますが、クラフト界におけるそれには目覚ましいものを感じます。
こちらはクラフトショップの雑誌コーナー。
あみぐるみ、って、そのまんま雑誌のタイトルになってます。
次は図書館のクラフトコーナーにあった編みぐるみの本。
編みぐるみに関して、なぜか「モチモチ」っていう表現がついていることがあります。ピンタレストやツイッターでもたまに見かけますから、きっとこちらの作家さんがこの表現を気に入って使ったのが広がったと思われ。「今回作ったわたしの『モチ』は~♪」みたいに書いてあります。
これは「刺し子」なんかと同じで、一般的ですよね。
ほかに、「てまり」とか「くみひも」とか、そのまんま本の題名や商品の名前につかわれています。
「和菓子」「俳句」…。もちろん日本語ですが、これのどこがそうなんだろうという疑問がそこはかとなくわいてきます。まあ、作品のコンセプトに取り入れているとか、イメージ戦略なのでしょう。
ええーっ!「ボロ」って…。「グランジ」な感じで使ってるのでしょうか。本をめくると、つぎやはぎの当たった「ボロ」を、無表情なナチュラル系日本人男女のモデルが着ている写真が載っています。刺し子やこぎんがフィーチャーされている?
これは…何かが間違っている…。「折り紙」+「ラッピング」なんだけど、使っているのは布で紙じゃない。意味上「ふろしき」ということが伝えたかったのでは?「折り紙」という言葉はもう普通に通じるから、「折ってるんだよ」「こんな包み方、日本っぽいでしょ」ってことでこうなっちゃったのかな。
とまあ、たまに「なんだかなあ~」というものもあるのですが、日本語や日本のものが好意的に受け入れられてるんだなあとうれしいです。(4月6日朝書く)
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