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カテゴリ:絵本とおはなし
水疱瘡によるひきこもり11日目。
今日は雨だし、親子3人でおうちあそび。 午前中は白玉いちごを一緒に作って、 午後はまたホットケーキを焼いた。 娘は料理のお手伝いが板についてきたなぁ。 夕方、母だけ図書館に予約本を取りに行った。 工藤ノリコさんの絵本『寿限無』と 『セミくんいよいよこんやです』である。 子育て支援センターで『ピヨピヨスーパーマーケット』を 見て以来、大ファンになってしまった。 マンガっぽい絵の絵本は好きじゃないんだけど、 これは絵が可愛いし、とにかく楽しい!! 『ピヨピヨスーパーマーケット』は、 ひよこちゃんたちとにわとり母さんが スーパーに行くお話で、とにかく可愛い!! ヒヨコたちは勝手に走り出して、 商品棚でかくれんぼしたり、 カゴにお菓子をどんどん入れたり……。 こちらが「こらーー!!」と言ってしまう。 画面のはしっこのエキストラたちがいい。 「買って買って」と寝転んでダダこねされ 怒り顔のビーバー母さん、次のページでは 足をつかまれたまま引きずって歩いてた。 表紙に戻ってみると、すみっこでプリンをねだられて ムッとしてるのを発見。 この段階でプチムカだったんだ!! なんだかみんなサバを買ってるなぁ…と思ったら、 日替わり大特価のポスターがすみっこに…などなど あらゆることが細かく書かれていて 隅々までおもしろい!! 商品一個一個も丁寧に書かれているので、 ずーーーっと見てしまう。 『寿限無』の「食う寝るところに住むところ」では 江戸時代の長屋の寿限無のおうちが丁寧に描かれており、 家財道具がぜんぶわかるので、目でままごとができるくらいだ。 最後の絵をみて「なんで月餅を食べてるんだろう?」 「このでっかい鈴は何?」と思い、 戻って絵をすみずみまでゆっくり見たら、ちゃ~んとわかった。 「な~るほど!! それでか!!」発見するのがとても楽しい。 『セミくんいよいよこんやです』は、 セミでなくても興奮に胸が高まる羽化の夜、 昆虫たちがパーティーを開いてくれる話。 ……あんまり書くとネタバレなのでやめとこ…。 絵だけでいろんな物語を想像できる絵本は大好きだ。 いわむらかずおさんの14ひきシリーズとか。 何回もページをめくって家の間取図を考えたりしてしまう。 工藤ノリコさんは大人向けの4コマ漫画も描いていて、 MOEに紹介されたのを見ただけだが、 かなり私にはストライクで、ぶはははと笑ってしまった。 絵本でも「ぶよ~ん!!」とか「ニヤリ…」とか そういう漫画チックな音が聞こえてきそうなのだが、 絵本と漫画の間のちょうどいい落としどころで 独特の面白さ、センスの良さを出してくれてる。 まさに読者も作者も漫画世代!! 他にない味わいだ。 ご本人の談では 「字が読めないこどもがひとりで読めるように…」と 絵の中身を細かく詳しく描いたそうだ。 細かすぎて「疲れました」とも。(^∀^;)お疲れ様でした。 そうはいっても2歳前の娘にはまだ早い、 と思ったらそうでもなかった。 さすがに一人ではみないけれど 細かくびっしりといろんなものが描かれているので、 「どれが食べたい?」とか 「手を洗うとこはどこだと思う?」とか 聞いてやると、夢中で探している。 思ったより幅広い年齢で楽しめるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 15, 2006 09:23:10 PM
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