|
カテゴリ:今日も子供から教えられ
お祭りの朝、プチ夫婦喧嘩をした。
ほんの2、3言…声を荒げただけなんだけど…。 その時の娘は、とても2歳児とは思えなかった。 お祭りの朝はひどい土砂降りで、 電車で実家まで行くことになっていたが、 傘をさしても濡れそうな雨だったので、 「タクシーで行こうか?」と言った私に、 夫が「そういうとこから節約していこうや」と。 ムッとした私は、少し声を荒げて 「アンタが酒飲みたいから、車で行かれへんのやろ!?」 「ちゃうわ!! 地車が通れなくなるからやんか!!」 「こんな雨で地車なんか来ないわ!!」 「…!!! 」 夫は何か言おうとしてやめ、ちいさな声で 「わかった…車とってくるわ…」と行ってしまった。 そういえば、そう言ってたんだ。 家の前に車を置くと、地車が通れなくなるから、 だから電車で行く予定だったんだ…。忘れてた。 でも、そんなにすぐ行っちゃったら、謝れないじゃん…。 車置くとこないのに…どうすんのよ…。 あああ、でも私サイテー…自己嫌悪…。 …とウツウツと考えこんでいると、 すぐそばにいた娘が急に笑いだした。 「きゃははははは!! ママこれ見て~」 蜜ろうリップクリームの瓶をだして唇に塗り、 「ね~、ママ、たのしいね~たのしいね~」 毎日やっていることなのに、 「ほらママ、みて。たのしいね~」と繰り返す。 こんなに小さいのに、 やっと話せるようになったばかりなのに、 こんなに必死になって母を励まそうとしてる。 なんてことだ!! なんてバカ母!! 娘が16ヶ月くらいの時、わりと大きなケンカをした。 その時も、声を荒げる私の口元をふさいだりして、 必死にケンカをとめていた。 抱っこ法体験会で、夫婦仲を心配していることがわかった。 それ以来、お互いに心がけて仲良くやって来ていた。 特に夫がとても変わってくれて、助けられていた。 今回は久々のプチ喧嘩。 でも、娘は思い出したんだろうなぁ。 どんなにか苦しかったことだろう。 こんなにちいさいのに……。 子どもにとって夫婦喧嘩は、この世の終わりほど悲しいものだ。 小学生でも、ただの痴話げんかとわかっていても、 苦しくて悲しくて、枕をぬらしたことを覚えている。 しかし、残念ながら、もう2度としない…とは誓えない。 誓いたいけど、できれば誓ってあげたいけど、正直無理だと思う。 今回みたいなおっちょこちょいのしなくていい喧嘩は別だけど、 本当にしなくてはいけない喧嘩もあると思うから。 感情的にならずに話しあいで…とできればいいけど、 それは詭弁だろう。 愛情があるほど人は感情的にもなるしムキになるのでは? でも、子どもの前ではしない…と誓えることはできるだろうか? 「なるべくしないようにしよう…」とは言えるけど自信はない。 でも、今回みたいのはちゃんと「ごめんね」と謝って、 「いいよ」と許されたりするところを見せたい。 本気の喧嘩の場合は、仲直りして、もっと仲良しになったり、 乗り越えたり、許しあったりするところを見せたいなと思う。 『人は間違ってはいけない』のではなく 『人は間違うけど、許しあって、乗り越えて、成長する』と 教えられたらいいなぁ…と思う。 なんて、エラそうなこと言ってるなぁ。 ホントに間違いばかりの母だわねーーー。 夫とは昨日娘が寝てから、ゆっくり晩酌しながら話し合った。 (ちゃんと謝ったよ(^∀^;)) 夫は、夫婦喧嘩を「相手を屈服させるため」や 「自分が正しいと思い知らせるため」の『勝負』だと 感違いさせたくないと言う。 ましてや、ののしりあい、憎しみあいの表現など。 それは、けっしてあってはならないと話し合った。 あくまでも「よりわかりあうための話し合い」が 少し、感情的になってしまっただけのもの…と。 でも、何歳になったら、それが理解できるのか? はたして成人前なんだろうか?…疑問だし、 どっちにせよ、子どもにとってはツライことだと思うけど、 『ケンカするほど仲がいい』を、なんとなく感覚で つかんでもらえたらいいね…と話し合った。 それから、子育て談義に花が咲き、 いろんなことを夫婦で話し合い、確認しあった。 とても有意義な時間が持てて、二人とも大満足。 娘のおかげだなぁ…と思う。 子どもってホントに親を育ててくれるのね。 ありがたいなぁ…ホントにもう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2007 06:16:06 PM
[今日も子供から教えられ] カテゴリの最新記事
|
|