マスターTURKEYの今日のカクテル(おつまみ話)

う～ん、各選手のスケート自体はそれぞれ楽しんで観ましたがテレビ中継を観る前からある意味で満腹感、もうどうでもよくなった気持ちもありました。

フィギュアスケートはスポーツと芸術のコラボレーションと思って観ています。

スポーツは勝負や得点で観客を感動させる要素が強いエンターテイメント。

芸術は作品を通じて創り手の信念や生き様を訴える要素が強いエンターテイメント。

オオザッパに言えば自分はそう捉えています。

普段はテレビ中継の前にネットの映像なんて観ない(成績や採点表は見ますが)自分も今回ばかりは安藤美姫ミキティの途中棄権の速報を知り一瞬でも早く観ずにはいられませんでした。

賛否はあるとは思いますが間違いなく全ての人に安藤美姫というフィギュアスケーターの信念や生き様はハッキリと伝わったはず！！！

少なくとも自分は今まで人生で受けた数々の衝撃に勝るとも劣らぬものを感じました。

もちろん今回は中途半端な演技、でもそれぞれの作品が創り手の人生という糸で繋がっているとすればその時々の個々の作品自体の出来栄えに必要以上に否定することは無意味だと自分は思います。


もうこれ以上の自分の求める芸術的要素は無いだろうとある意味では満腹感、ほとんど気持ちは一スポーツとしてフィギュアスケートを見て、今回は氷上のアーティストの衝撃作品ではなく氷上のアスリートの悲願の勝利って感じです。
(別に浅田真央ちゃんをスケーターとして全否定しているのではなく、その演技や言動から自分はそう感じるだけなので個人の嗜好としてとらえて下さい)

7 Kimmie MEISSNER キミ・マイスナー
SPはともかくFSで二回転んだら点にはなりませんね、さらにフリップもe判定のリップで代名詞のアクセルからの三連続が無いなどジャンプで点が採れなければこの結果は仕方ないですね。

でも新しいコーチの効果か？キミスマイル全開の二日間！！！

今シーズンはキス＆クライで珍しくしかめっ面を見せたりとキンバリーちゃんにしては勝負や点にこだわり過ぎだなと心配していた矢先のGPファイナルと全米選手権の大惨敗でやっぱり気負いすぎと思っていましたが、あのスケートを楽しむ笑顔を観ていたら来季は間違いなく世界女王になった頃のような気持ちに戻って復活してくれると期待しています、がんばれキンバリーちゃん！！！！！！！


6 Sarah MEIER サラ・マイヤー
この人もフリップがe判定のリップなったりとどうも自分の好きなスケーターはフリップの苦手な人が多いんですが何か共通性があるのかな？？？

この試合もそうでしたが今シーズンのマイヤーちゃんはスピンでL4がなかなか採れなくてスピンビーナスとしては成績上では寂しいシーズンでしたがやっぱり3-3ジャンプやジャンプのエッジに神経質になり過ぎているのかな？！シーズン前は筋トレをかなりやったって情報だし・・・

でも演技の美しさは今季もピカ一だし、なんといっても日本人の音楽をここまで自分のものに出来る外国人スケーターはいないと感じています。

もう正真正銘のベテランですが、そんなオゴリやプライドを感じさせない謙虚な人柄が美しい演技を生み、ヤマトナデシコ魂に精通しているのかもしれませんね。

とにかくいつまでも観ていたいと思う心の洗われる演技でした。


5 Joannie ROCHETTE ジョアニー・ロシェット
う～ん、今まではエミリー・ヒューズちゃんが打ち消してくれていたのかな？？？妙にエミリーちゃんばりのパワースケートを感じてしまいました。

基本的にはロシェットちゃんの色気のある大人のスケーティングは好きだし、なんといってもスケーターの個性を生かすデビット・ウィルソンの振り付けはニコライ・モロゾフ以上に好きなんですけど個人的には今季のロシェットちゃんの演技はイマイチだったな・・・

それでも今回はFSでＬ4をなんと5個も採っているんだから実力は認めなければいけませんよね！

サルコウをジャンプシークエンスのセカンドにもってくること自体が脅威的なことですし3-3ジャンプのトライも続けてくるとは思いますが出来れば美しいスケーティングも来季は期待したいですね。


4 Yukari NAKANO 中野友加里
待ってました、自分の望んでいた友加里姉さんになってくれたって感じでとても嬉しかったっていうのが本音ですね(笑)

理想の男性像をダウングレードしたせいか、はたまた友達の忠告を素直に受け入れたせいなのかあのスケートチャイナ事件の般若の形相とは大違い(ジャンクスポーツネタですが(笑))、エキシビションの時のようなスケートを楽しんだ心からの笑顔をここまで本番の演技で観れるとは！！！

今まではいかにも創り笑顔って感じで、演技を終えたりキスクラでの表情変化がそれをものがたっているような気がして、これで男をおとす視線？？？って感じでしたが今回は撃墜されたって感じです(笑)

演技を楽しむ気持ちがあったせいか演技自体にいつもとは違ってリラックス感というか良い意味で肩の力が抜けているなって感じでとても良かったです、っていうかこれ本当にあの生真面目で神経質オーラを放つ友加里姉さんって疑っちゃった(笑)

演技内容のほうは特にFSでは噂の母国ヒイキ疑惑(今回は欧州勢) が出たなって感じで勝手に疑っているので触れないでおきます、とにかく友加里姉さんお疲れ様でした！！！


3 Yu-Na KIM キム・ヨナ
さすがにGPシリーズの頃のような演技のキレは無かったですね(っていうか、怪我をしたことを考慮するとあの頃が異常過ぎたのかもしれませんが)

SPもFSもいつもの表情でないというか笑顔が映えるシーンでも創り笑いをしようとしてるなって感じで怪我の不安を丸出しにした演技に観えました。

しかし、FSを終えた時の喜びや達成感とは全く違う安堵の表情を観た時に「あっこの娘も周りの気持ちを背負いつつ周りの人と心を一つにした、責任と一体感の中で滑るようになったんだな！」と感心してヨナちゃんの実力はもっと伸びるような気がしました。

間違いなく近いうちに大人のシニアのスケートをするようになるでしょうね、来季は大ファンになったりして(笑)


2 Carolina KOSTNER カロリーナ・コストナー
トリノの頃と比べると別人ですね、昔の彼氏も惚れ直したんじゃないかなって思うほど強くなりましたね。

どちらかというとコストナーちゃんの怯えた感のある滑りが意味もなく妙に好きだったりしていたのですが、年齢も近いせいか美姫Chan同様に強さをハッキリ出すようになって安定感が出てきましたね。

身長があるので見栄えがして有利、この人がもう一皮剥けると確実にトップ争いに食い込んでくるでしょうね。


1 Mao ASADA 浅田真央
優勝おめでとう！！！

実力はピカイチですが、なんといっても真央ちゃんが怪我や故障をしないことを一番に誉めてあげたいですね、アスリートとして最大の武器ではないでかね。

やっぱり体に不安があると無意識に患部をかばって技のバランスも崩れて、あげく別の場所まで怪我や故障をしてしまう、美姫Chanやヨナちゃんがいい例です。

コストナーちゃんだって昨シーズンのGPは欠場しているし・・・ベストの体調で試合に出続ける、これがアスリートとしてトップを極める極意だと思います。(イチローや松阪大輔、ゴジラ松井秀喜もそうですし！！！)

それにしても約1～2ヶ月とはいえコーチ不在でトップになるなんて、やっぱり真央ちゃんはバケモノというか宇宙人ですね(笑)

今回はアスリートにとって、勝ちたいって気持ちがいかに勝利に導くかを思い知らされました。
(タダ、勝気(特に漠然とした)を感じるスケートは・・・です)

来季はe判定のフルッツをルッツに修正してくるかどうかが見物ですね。

と勝った人の弱点を色々言うなんてみっともないのでここまでで、ともかく真央ちゃんおめでとう！！！



Elene GEDEVANISHVILIエレーネ・ゲデヴァニシヴィリ (エレン・ゲデバニシビリ）ちゃんは残念でした。(やっぱり体系の変化に戸惑っているのかな？！)

来季こそ弾けた元気いっぱいの演技をたっぷり見せつけて欲しいですね。

Ashley WAGNERアシュリー・ワグナーちゃんには気の毒なことをしましたね、美姫Chanに代わってワグナーちゃんとそのファンの皆さんにお詫びします。

Kiira KORPIキーラ・コルピちゃんは大失速で残念でしたが良い経験をしたと思います、こういう想いをした選手こそ手強い(今季のコストナーちゃんが強くなったように)


Miki ANDO安藤美姫
こちらでコメントしています。貴方は火の鳥！！！安藤美姫ミキティ 、不死鳥たれ！！！！！



さあ男子も大詰め、その前にペアの感想を書きたいと思っているのですがアリオナ・サフチェンコペアを筆頭にまだ好きなペアの演技しか観ていないので総括を書くかどうかは微妙ですね。

っていうかAliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWYアリオナ・サフチェンコ、ロビン・ゾルコーヴィ世界一おめでとう！！！！！！！

サフチェンコちゃん愛しているよ！！！！！！！

あっ日本男子も応援しなければなりませんね(笑)

とにかく一番は日本勢がきちんと三枠を獲って帰ってきて欲しいですね、僅差で涙をのんだベテラン中庭健介君の為にも反省中のパジャママンの為にも！！！！！

でもひそかにトマシュ・ベルネル君の5位以内を一番期待している自分です(笑)