2008/08/14(木)10:14
北京五輪サッカー3戦全敗
北京五輪 グループリーグ第3戦
会場:瀋陽五輪センター体育場
主審:H.バルダッシ(アルゼンチン)
日本 0-1 オランダ
74分 HOL G:シボン(PK)
オランダ五輪代表 3-4-1-2
監督:デ・ハーン
18フェルメール
4マルセリス 3ヤリエンス 13ヨン・ア・ピン
12マドゥーロ 8エマヌエルソン
7Jo.デ・グズマン 15ドレンテ
11バベル
10シボン 9マカーイ
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日本五輪代表 4-2-3-1
監督:反町康治
9豊田陽平
12谷口博之
8本田圭佑 11岡崎慎司
10梶山陽平 2細貝萌
6森重真人 5長友佑都
3吉田麻也 4水本裕貴
1西川周作◎オランダ交代
62分 マドゥーロ→OH 17バッカル
75分 シボン→RB 2ザイフェルローン
90分 Jo.デ・グズマン→DH 5ピーテルス
◎日本交代
81分 谷口博之→FT 9森本貴幸
81分 本田圭佑→LH 14香川真司
86分 岡崎慎司→FT 17李忠成
何の目標も無く、ただプライドを示すだけの最終戦とはなったが、結果こそ負けとはいえ、十分戦ったと思う。やはり、ナイジェリアに分けて、ここで勝てば上への道は開かれていた。それだけに反町の全ての采配が悔やまれる。
それにしても、前回のアテネ五輪では勝点3だった。谷間の世代と揶揄されてもいたが、今回の結果はそれ以下。しかも、前大会との得点数の差は大きな問題だ。前回は6点も取っている。それに比べ、今大会はたったの1点。反町がいかにして点を取ろうとしていたのかは全戦終わっても不透明なまま。
環境の差という面もあるが今大会は欧米が明らかに落ちていた。アメリカも激しくは来ず、そしてこの日のオランダもゆったりとしたペースと落ち幅は大きかっただけに、日本は比較的慣れた環境でもっと良さを見せられたのではないか。いや、見せられたからこそ、試合展開は決して悪くは無かったという事だろう。
前回の谷間の世代という言葉とは比べ物にならない惨憺たる状況を生んだこの世代をもう何と表現していいのかわからない。
それにしても、オランダはそれほどまでの脅威ではなかった。勿論、運動量でも球際でも日本が良く頑張ったという点もあるが、それでもチャンスがありながら決められないのはいつものこと。反町は初めから『得点は水物だし、しょうがない』と決定力不足という言葉に全てを集約するつもりだったのかとすら思える。
どうせ、取れないのなら中澤とトゥーリオを使えと何度言った事だろう。日本で最も効率良く点が取れるパターンを捨ててしまって何をどうするのだろうか。
反町には、しっかりとした会見を開いてもらいたい。
そして、答えてもらいたい。
どんな形で得点し、勝利につなげる予定だったのか。
最強のメンバーとは3連敗するメンバーのことか。
失点されてから、ただFWを突っ込む采配しか策を弄さなかったのは何故か。
~論評~
GK 西川 6.0
PKは悔しい真ん中だったが、決定的なチャンス2本を見事弾き出した。
CB 水本 6.5
カバーリングに1対1。マカーイ相手に素晴らしい守備と集中を見せた。
CB 吉田 6.5
初の出番だが、2mのシボンの高さにも良く対抗した。若干、ボールが足についてないシーンは不安にもなったけど。
RB 長友 6.0
同じぐらいの身長でムキムキ同士のドレンテとのマッチアップは見応え十分。スタミナ面では相手を上回っていたし。再三オーバーラップし攻撃に厚みを。
LB 森重 6.5
守備は勿論、攻撃でもポストを叩く強烈ミドルを放ち、存在感はあった。オーバーラップもタイミング良く、センスの良さを見せてくれた。
DH 細貝 6.5
相手の攻撃を遅らせ、サイドのカバー、また挟み込んで再三攻撃の目を摘んだ。
DH 梶山 5.5
再三のミスパスはいつもの事だが、この日に関しては球際での頑張りも目立ち、守備での貢献度も高かった。そして、大きく外れたとはいえ、ミドルシュートを放った積極性は高く評価したい。これが最初から出来ていればもっとこのチームは変わっていたのかもしれない。
RH 岡崎 6.0
攻守に良く動き、ゴール前にも入っていった。ビルドアップの場面では物足りなさもあるが守備面での奮闘と粘り強さが目立った。
LH 本田圭 5.5
強烈FKに、展開も前の2戦よりも良かった。ただ、人数揃っている時は最高のクロスを入れてもらわないと。PK献上は不運だろう。
OH 谷口 5.5
この日も奮闘。良く動いたが、ゴール前でのチャンスは余り無かった。
FT 豊田 6.0
前線からの積極的な守備。そして高さとで貢献。後半には明らかに落ちた相手に対し、スピードでも競り勝ち、いいシュートもあった。
FT 森本 5.5
時間が少なく、ほとんどチャンスも無く。最後の最後ボレーが打てればなぁーって感じで。
LH 香川 5.5
10分強では大きな仕事も見せられず。まぁ、ロングフィードからゴール前に迫ったシーンはビッグチャンスだったが。
FT 李 評価無
突破をはかったシーンぐらいで評価対象外。
反町監督 5.0
もはや何もいうまい。
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