テーマ:サッカーあれこれ(20134)
カテゴリ:日本代表
岡田の去就をかけた・・・、いや日本代表のワールドカップ出場の為にも重様な一戦が今夜行われる。
カタール代表監督のメツは 『日本は強いが弱点もある』 と語っていたが、それはそう。 弱点のないチームなど世界を見渡しても何チームあるのだろう。 とはいえ、今の日本の弱点は明白でもある。 その1つは、スピードがあってドリブルの上手い選手への対応に難があることだ。中東に毎度苦労するのは彼らにそういったアタッカーがいる為というのもある。今の日本のDFは大きいが遅い選手も多く、またJのレベルでこういったアタッカーとの対戦経験が少ない事も対応に苦慮する理由となる。 エメルソンやジュニーニョがJでゴールを量産したのはそれを証明していると言っていい。 日本最高のCBと評される中澤であっても、サウジの日本では無名のアタッカーに翻弄され、ゴールを奪われている。ただ、これは欧州でも同様なこと。小さいメッシが素早く隙間を縫ってゴールに迫っている事と同様であり、欧州でも苦労している部分でもある。 ただ、日本の場合、両サイドバックに頼りきったサイドアタックの為、攻撃で手数をかけると、サイド裏が空くという点が見られる。この為、中央は人がいてもサイド深くまでえぐられてしまい、ボールホルダーを注視し過ぎて、中を空けてしまうという点も少なくない。 更にもう1つの弱点は技術は優れるといいながらも、プレッシングに明らかに弱いということだ。チリにやられた時に痛感したが、日本がチーム全体としてハードワークをベースとしたプレッシングをかけたのを見た事がないが、それを相手にやられると途端にミスが増幅する。 俊輔はCLでのプレー経験からも、まだ、いなし方をわかっているが他の選手はどうだろう。 激しいプレスで起点が前線も中盤にも出来ないと、相手に押されこんで苦肉のロングフィードを出さざるを得ない。当然ながら、簡単に相手ボールにしてしまう。それでも、遠くまで弾き返せればまだセーフティだが、日本の場合はプレスを恐れて判断の遅い横パスや後ろに戻すパスを安易に出すケースが多い。これをかっさらわれて、相手のチャンスというシーンを何度見ただろう。 この時、日本は前がかりになっているケースが多いし、そうなれば奪われてからのカウンターで早いアタッカーがいたら失点率は相当高まるだろう。 これがわかっていながら、岡田はどんな対応策を考えているのだろうか。 心配事は決定力の話だけではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 19, 2008 03:19:14 PM
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