ヴィン・ディーゼルがエンドクレジットのラストに地平線へあの車で走り去った、第一作目のワイルドスピード。
その続き、今までのはかなり亜流でしたけど、今回はちゃんと前作、と言うか完全に第一作目を踏まえたストーリーテリングでした。
冒頭の、タンクローリーを奪取するカーアクションはなかなか見応え有り、いきなり飛ばして始まりますが、その後も、少々、カーアクションばかりで、食傷気味になる感、なきにしもあらずでした。が、個人的にはこう言う出来でも、好きですけどね。 辟易するわ!と言う突っ込みは無しで。
車好きには堪らないかもです、例の前作のラストに出てきたヴィン・ディーゼルの乗るV8、吸気口がパコパコする奴も出てきたりして、嗚呼、この第一作目の映画を観ていた頃は精神的に元気だったなぁ、と、郷愁に耽ったりしました。
あと、ポール・ウォーカーもFBI捜査官に昇格。 なのに、犯罪者役のヴィン・ディーゼルの肩を持つ辺り、やっぱりこれはファン向け作品だなぁと実感です。
雰囲気的に、これ以上の続編は作られそうにないかもですので、第一作目でキュンとした思い出のある方は、ひっそりと、余り、過剰な期待をせず観に行く事をお勧めします。