何か、ウォルト・ディズニー側から、大幅な修正を指摘されたかなと思われる出来でした。 ティム・バートン監督のあの個性的な毒が、ほぼ皆無、ティム・バートン監督、ジョニー・デップのタッグとなると、前作「チャーリーとチョコレート工場」のような、観客が期待しているああ言う毒とかが皆無。 なので、アクのない、無難な出来に、正直、全般的に退屈な出来だったのでガッカリでした…
世界観も、観客側としては、必死にストーリーに没入しようと努力するのですが、どうも、観客を突き放している感、なきにしもあらずと感じたり。
お話的には、起承転結、それなりに、上手くラストまで纏めている感じですが、消化不良を起こしてしまっている出来具合に、うーん、今回は、ファン的にはスルー推奨かなぁ、と思うのでした。
総合的な出来具合は、ファンタジー映画としては、及第点を上げられるのですけど、ティム・バートン監督の個性的な映像感覚を期待していると、肩すかしを食らうかもです。
3Dにしても、今回は2Dで字幕上映でしたけど、肝心のストーリーテリングが、それに観客が惹き込まれない限り、どーなんだろ?と感じました。
決して、つまらない映画ではないですが、とっても楽しい映画でもない、中途半端な映画と言ってしまっちゃう、突き抜けた、感性はこの映画には残念ながら感じませんでした。