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このブログでたびたび取り上げておりました
「碁ワールド」連載中の「天棋」にて、 昨年1月から始まった1年2ヶ月にわたる 長きの回想を終え、ようやく主人公の父親、 翔吾介どのが切腹して下さいました。 介錯人もない上に、 痛みでのたうちまわった 形跡もなく、 見事な切腹ぶりでありました。 さて、この翔吾介、 なんで切腹するはめになったのか。 あまりにも回想が長過ぎて 忘れている方のために解説しますと、 時は1850年頃、 佐倉藩碁打頭の三枝翔吾介は 水戸藩碁打頭芝山龍心斎との対局で 1目負けの接待碁をするように言われますが、 難しさのあまりしばらく寝込んでしまいます。 様子を見に来た家老に 息子の天碁がうっかり 「お母さんの方が強い」と 口走ってしまったばかりに 翔吾介の代わりに母さなえが打つことに。 対局は順調に進んでいましたが、 最後のヨセで龍心斎が間違えて 1目差にならなくなり、 龍心斎逆ギレ。 バックに水戸藩を龍心斎相手には さなえの自害でとりなす方法がないと いうことになり、その助命嘆願のために 翔吾介は切腹する覚悟となったわけですが、 ここまで読んだところで、 すでに翔吾介はだめ男さんぶりを発揮しています。 まず水戸藩くらいの大きな藩の碁打頭が 接待碁を要求してくるあたりも どうかしていますが、 別に1目にこだわらなくても 多少誤差は出てもいいようなものでしょうに。 さらにさなえさんが 上手く1目負けに持って行ったとしても その後夜伽まで所望されるかも 知れないのですから、 ここは家長のプライドとして なんとかして出るところだったでしょう。 そしてさなえさんです。 最後の一手で相手がヨセを間違えたならば こちらも同じく間違っておいて 「龍心斎様の気迫に押されてしまいました」 とかなんとか言っておけば 「お主もおなごの身でよくここまで」 ということになり、夜伽(以下略)orz まぁここまでの状況を回避する機会は いくらでもあったというわけで。 というか最初から翔吾介が自分で打っておけば かなり回避できたわけで。 何よりもこの1年2ヶ月を 回想で費やしたことへの非は避けられません。 しかしようやく長かった回想も終わり、 話も進みそうです。 翔吾介、回想おつ。 私達は決して君のことを忘れない。(多分) 後はまかせろ!松田先生に! ブログランキングに参加しています。 「翔吾介おっつー」のクリックをお願いします。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月23日 02時17分53秒
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