2007/01/19(金)11:39
故宮のスターバックス
ムカムカするくらいの症状だったが、昔少しだけ胃を悪くしていたことがあった
ので、今でも好きなだけコーヒーが飲めるわけではない。しかし、この記事も
部屋で一杯のインスタントコーヒーを飲みながら書いているし、それなりに
コーヒー好きなつもりの筆者です。
今日のYOMIURI ONLINEは、中国の世界遺産「故宮」に出店している
スターバックスが、一部のマスコミから批判を受けていることを報道しています。
伝統的な景観の中に、今風のコーヒーショップが出店しているのは、「文化侵略」
であるとする論調もあるとか。
随分かた苦しいことを言うなとも思うが、日本にも同じような状況はあります。
日本の観光地でも、景観保護を求める自治体と商店、住民の間には、
常に摩擦があるものです。
中国は急速に変化しています。日本も同じですが、何を変え、何を変えない
のかを決めるのが難しい場合も多いと思います。故宮のスターバックス騒動も
複雑でアイロニカル(皮肉)な状況に見えます。
忙しい中国人のビジネスマンが、一杯のスターバックスコーヒーを片手に経済
新聞を読むのは、新しいけれども、私の中では「文化」に分類されます。
これに対して、当の故宮側が「年間役160万人の外国人客の多くがコーヒー
を望んでいる」と釈明するのは、「経営」とか「経済」に分類されるのです。
P.S. スターバックスは時々利用します。日本のコーヒー消費量は半端じゃ
ないらしいですね。みなさんも胃を痛めないで下さいね。