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ゼロッち☆

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January 2, 2008
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カテゴリ:カテゴリ未分類
僕は以前郵便配達をしていた事があった。その時同じ班のメンバーにF君という男がいた。この男、実にいい加減な男で、過去にも何度かこのゼログ☆に登場した伝説だらけの男なのだ。
興味がある人は
「伝説の男F君。その1」
「伝説の男F君。その2」
もあわせて参照していただきたい。

郵便配達をしている者にとっては、元旦は年賀配達のお仕事の日であり、一息つくまではとても初詣しようという気持ちになれないのだ。まして、どこかの山の上で初日の出を拝む晴れなんて事はありえないのだ。

この話は、その内容からして郵便配達を辞めた翌年辺りの出来事だろうと思われる。
この年、同じく郵便配達を辞めて年末年始が暇になっちゃったF君と共に、宮島で新年を迎える事にした。大晦日の夜、F君と待ち合わせた駅に行き、JRに乗って宮島行きのフェリーが出ている「宮島口駅」まで移動した。
広島ではJRは毎年大晦日から元旦にかけて、初詣客を見込んで夜中もずっと運転している。宮島に渡るフェリーもこの日だけは休む事なく動いているのだ。

島にたどり着いた二人は、うろうろしながら新年を迎え、神社に参拝。
それから島の最高峰である弥山(みせん)に30分ほどかけて山登りし、山頂で初日を待って拝む事にした。登る道中すれ違う人たちはみんな口々に
「あけましておめでとうございまーす」「おめでとうございまーす」
と声をかけあう。みんな山頂付近のお堂などに参拝したのだろう。やがてそのお堂のところを過ぎて岩がごつごつする所を通り、山頂の広場へ出た。
結構人がいる。山頂の展望台の上や、その階段にも人がいる。
夜通し営業する山頂のお店が、山頂に居る人に少し割高な甘酒を提供していた。


ん?どこが伝説のF君かって?…(つづく)





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Last updated  February 2, 2008 02:27:21 AM
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