希望と絶望の協奏曲-第二節-

2010/06/08(火)20:54

シュヴァルツの憂鬱

FC(26)

ふぅ・・・今日はこれくらいにしておくかあぁ、いつもすまんな。わざわざ我の修行に付き合ってもらってそんな事は無い。私にとっても良い修行になるしな。それに・・・それに?・・・いや、何でもないなんだ、気になるではないか・・・教えないよ。それじゃあ、私は先に戻るが・・・シュヴァルツ、先ほどの打ち合いで、何か迷いのようなものが感じられたんだ。悩み事があるなら、私でよければ相談に乗るぞ?・・・いや、今は特にない。その時は頼りにさせてもらうそうか・・・それなら良いんだが・・・それじゃ、私は先に戻るぞあぁ・・・   (悩み事・・・確かに無い訳ではない・・・ただ・・・)(鈴稟との関係の発展についての悩みとか、本人に出来る訳がなかろう・・・!)(レミエルに唆され、なんだか際どい下着も買わされたが・・・どうしろというのだ・・・)(駄目だ、そんな姿を鈴稟に見られたら多分死んでしまう)どうしたシュヴァルツ?顔真っ赤にして一人でブツブツとぬぁ!?な、なんだ主か・・・ビックリするではないか俺のセリフだよ。いきなり大声出して・・・どうかしたのか?い、いや・・・特になんでも・・・ ・・・ん?その装い、主は今から修業か?あぁ。炎が使えないからな。刹那に剣の稽古つけてもらってるんだそうか・・・それじゃ、俺はもう行くな~  (・・・悩みといえば主もだ・・・どんどん強くなっていく・・・)(無論主が強くなっていくのは好ましい事だ・・・だが・・・)(我は・・・主が傷つくのが嫌で、主達の力になりたくて力を得たというのに、我の必要意義が消えて行く気がする・・・)(主が強くなって、我の力を必要としないほどに強くなったとしたら・・・我は・・・どうすればいいのだろうか・・・)(カサッ)む?チラシ・・・?何だこれは・・・  ・・・え?続くの・・・!?(何

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