フォースポークン:魔法使いと魔女が戦うゲーム
■Forspokenは女主人公が魔法を駆使した物語先月はスクエニのルミナス・プロダクションズが開発したフォースポークンが発売しましたが、発売日からだいぶやり込んだ気もするが、メインストーリーをクリアしてようやく一息ついたところまでプレイしました。フォースポークン(forspoken)というと聞き慣れない英単語ですが、魔法を意味したところから紐づいているようです。『FORSPOKEN』のタイトル名の意味は、普段使われない『forspeak』という英単語からきており、「魔法をかける、魅了する」という意味を持つ。それを過去形にしたのがFORSPOKENで、魔法にちなんだ本作の世界観やストーリーに合っていたため、過去形で名付けられた。2020年6月の頃は『プロジェクト・アーシア』と発表していたが、2021年3月にFORSPOKENと正式発表。https://dswiipspwikips3.jp/forspoken/ルミナス・プロダクションズというと聞き慣れないメーカーですが、スクエニから分裂した元FF15などを制作していたチームをベースに制作したソフトがフォースポークンということになります。ですのでFF15に似たような動きすら感じられるところもありますが、同じ人が作ったというのも合致のいくことかと思います。forspokenの主人公はニューヨークで暮らしているフレイ・ホーランドという女性です。黒人で猫好きな面もありますが、貧しい生活環境で育ってきたためか前科を持った主人公でもあります。フレイのモデルはエラ・バリンスカというハリウッド女優を3Dスキャンしたもので、まんまエラ・バリンスカの外見でフレイを演じております。フレイがある日のこと、トラーナというワープゲートが開いて、どこの世界だから分からないアーシアという異世界へ飛ばされてしまうのが今作のオープニングとなります。それに何故か喋ったりすることができる金色の腕輪=カフというのが、フレイの腕に巻き付いていることもあり、どうしてこうなったのかは説明がつかない状況のまま、アーシアへ降り立ったため、フレイは混乱している。とにかく自分が住んでいたニューヨークへ帰りたい!という思いで、アーシアの謎を解いたり、どうやったらニューヨークを帰還できるのだろうと思い悩みながらも、アーシアで起こる問題や出来事を攻略しながら進めていくストーリー展開でした。フォースポークン攻略forspoken攻略動画■フォースポークンはどんなゲームなのか?ゲームはどんな感じだったかと言えば、メインストーリーに至ってはチャプター13まで用意されており、メインストーリーだけ追っていくとボリュームはそう多くもないゲームですが、サブクエストやら探索を含めると長く感じられるかもしれません。オープンワールドなのでとにかくエリアが広い!サブクエストは一体どんなものが用意されているのかというと、まずはサイドパスという主にシパールで起こる出来事を攻略してくものがありました。一般のゲームではよく言われるサブクエストと言われているパターンがサイドパスにあたるものです。シパール民からお使いを頼まれたり、話を聞いたりと単純なものばかりが多い。ぶっちゃけると退屈なものが多いかと思います・・・そして、それに加えてイベントなどもご用意されてます。イベントとはただシパール民の話を聞くだけで終わるものが多く、クエストと呼べるほどの内容でもないやつ。なんのために用意されているのかイマイチ疑問に思うところもありますが、シパールという街がどんな感じなのかを知る手がかりといったところなのかもしれません。フィールドでは素材やらチェストが置いてあるので、それらを収集して、作業台でクラフトを行い、装備を強化していく流れがあります。クラフトはステータスを上げるものや、特別な能力のついた付与をすることで、フレイを強化していく内容となっております。もっともどれが最強装備ということでもなく、上限が設定されているので、気兼ねなく強化できるシステムになっているともいえます。■戦闘はどんな感じなのか?フォースポークンの戦闘に関しては、基本的に魔法で戦うアクションバトルです。移動においては魔法パルクールという俊敏な動作で移動することができます。魔法はフレイの魔法、サイラの魔法、プラーヴの魔法、オーラスの魔法と分かれていて、ストーリーを進めていくと順次解放されていく仕組みとなっております。どの魔法が最強という感じでもなく、敵の弱点に合わせて魔法を切り替えたりしながら戦うのがバトルの基本軸になっている。魔法には攻撃魔法と支援魔法があって、支援魔法とはサポート的な魔法を多く詰めたものが多い。攻撃魔法は直接的にダメージを与えるものを中心にしており、まぁ三系統で分かれてます。それらを戦闘中に切り替えたりしながら、また必殺技となるチャージ魔法を撃ちながら戦うのがフォースポークンの戦闘要素になってます。操作性は何かしら複雑な気もしますが、慣れによって解消できるかどうかでしょうか。といっても魔法は100種類ほど存在するようなので、何を使ったらいいものなのか迷いどころではありますね。自然魔法のフレイの魔法、炎を操るサイラの魔法、水を操るプラーヴの魔法、雷を操るオーラスの魔法と言えば、少しは分かりやすいだろうか!?■感想やレビューフォースポークンを遊んだ感想は、全体的に一昔に作成されたオープンワールドのゲームシステムだなといった印象でした。最新作のAAAタイトルとして胸を張れるほどのゲームではないんですが、国産ものだとやはりここらで限界なのかな・・・と渋々うなずいてしまうような感じのゲーム。遊びやすさはイマイチ微妙だなと思うところがあって、公式サイトでも何やらアップデートが入ると告知しておりましたが、すでにフォースポークンはクリア済みなので、「今更遅いつーの!」といった感じでございます。DLCもあるけれども、こりゃ先が思いやられるゲームかな。あんまり心に残る物語でもないし、すごく探索は疲れるゲームだし、ストレスマッハなところが傷のあるゲームです。海外での評判はなんだか荒れてましたが、5000円くらいで販売すりゃ適切な価格帯だったのかなと思うところもある。なんにしても評価が元に戻ることはないと思うし、4年ちかく時間をかけて思いのほか売れなかった背景を考えると、ゲームの宣伝もしかり、キャラに魅力がなくて、舞台もちゃらんぽらんなところがあったから、購入する人があまりいなかったんだと思えるゲームだった。やっぱ主人公くらいはきちんと自社で制作したオリジナルキャラでないと駄目ですね。リアルな人を採用してしまうと、こう感情移入がしずらい面もあり、本当に人気な人で、誰もが知る著名な人でないとゲームで販売するのは難しい限りだと思えるゲームだな。