2008/07/30(水)22:06
都賀川に警報設置へ
一昨日28日に、突然の大雨に見舞われて急激な増水が起こり、
死者を多数出した都賀川の事故。今日未明には行方不明だった男性の遺体も見付かり、
これで死者は5人に増えてしまいました。今まで、都賀川には増水時に警告を促すシステムが無く、
それが被害を大きくした原因の一つと考えられているわけですが
その都賀川をはじめとする六甲山系から流れ出る河川に
新たな警報システムの設置が決定しました。
増水前の警報整備へ 六甲山系の15河川 兵庫県(神戸新聞)今までは、水位計に基づいて増水の危険を察知するシステムはあったものの
それでは、今回のような急な増水には対応できない事から、
気象情報に基づいて、事前に警報を発するシステムを構築するとか。このほかにも、散策路の構造の点検など、事故の再発に向けて
河川敷の整備計画を見直す作業も進められるようです。同時に、河川の危険に対する啓蒙活動も行うとか。 今回の事故は非常に悲しいことですが、この事をきっかけにして
自然の持つ脅威を再認識し、それに対する警戒を怠らないようにすることが
被害者に対する、我々の義務のようにも思われます。