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カテゴリ:季節・生活を楽しむ
せっかくなら・・と 時間を調整し・・紬村へ
着付の資格を持っていて また 博多織の織り元さんのところで コースターや 長いスカーフ(マフラー?)を織ったことがあり 染めや織を見るのも好きな 私は せっかくだからと 紬ができるまでを見学をしてきました。 私が多少織った経験でいうと 機織には たくさんの工程があって 結構 面倒です・・・。 何が大変かと言うと・・・ 色糸を使う場合でも イメージした創りたいものを織り上げるのに 糸を選び・・ その太さの糸で 必要な幅にするのに 必要な縦糸の本数や 長さ等 たくさんの計算をして 次に 必要な長さの糸を 一本ずつとり、柄に合うように並べ替え 整経(せいけい)という工程を経て やっと 機に掛けます。 そして ここでも 一本ずつ 綜絖(そうこう・・糸を上下させるもの)に通したり して やっと 織れる状態になります。 そう ここまでに 結構時間が かかるんです。^^; 織るのはとっても楽しいのですけど・・ね。 さて 大島紬の話に戻ります。 そこまでのたくさんの工程も大変でしたが もっと大変なのは 縦糸にも横糸にも 柄の色がつけてあり ずれると模様ができないこと。 そして 前に 百貨店などでみたとき 伝統工芸師さんに 「もし 糸が切れたら、どうするんですか?」と たずねてみたことがあって 「もし 切れたら・・ 結局一反分ダメになります。」と聞いていて だから 今回も 大変だろうなぁ・・と 思いながら 織っているところを 見ていました すると・・・ 「もちろん 柄をあわせながら織りますが 7cm折ったら 再度調整します」 と説明をしながら・・ 私には 気付けないような ものすごく 繊細なずれを 微妙に調整していくのです。 「あぁ・・そこも ずれていたんだ・・・」 真剣な目と その腕の確かさに感動でした・・・。 自分のしていることに 真剣に向き合っている人々のあり方って いつ見ても とっても素敵ですね。^^ そして 私も 向き合うと決めたことに そんなに 真剣に そして繊細にかかわれる人ありたいとおもいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月22日 02時40分32秒
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