第八話「迷ったら聞く」紅蓮「まっじー、迷った・・・。」紅蓮は、迷ってしまった。 もう、どちらが、来た方向かも分からない。 さらに、もうあたりは、真っ暗だ。 紅蓮「だー!修羅にちゃんと道きいときゃよかったー!うおおお!腹へったー!」 紅蓮は、その時、はっと気づいた。 同じところをまわっていることを・・・。 紅蓮「やっべーよ!漫画みたいなことになっているよ!ここにドラム缶3つ置いてあったから、多分・・・、あったよー!(泣)」 半泣き状態に陥った紅蓮は、とりあえず、その場に座ることにした。 紅蓮「やべぇよ、このままだと、爆炎たちの出番ねえよ、怒るぞ、あいつら・・・、ってこんなんじゃねー!」 もう一回、紅蓮は、考え直した。 どうやってここに来たか、どうやって戻るべきか。 紅蓮「・・・、やっぱわかんねー!・・・、ん?そーいや、俺、あんときどうやって助かったんだ?」 紅蓮の、頭に疑問がよぎる。 それもそのはず、あんな重症で歩けるわけがない。 紅蓮「んー、修羅が駆けつけたというのも、むしがよすぎるし・・・、でも、今現在俺生きてるし・・・。」 だんだん、紅蓮は、考えるのがめんどくさくなってきた。 紅蓮「うだー!分からん!本人に聞くしかねぇ!でも、わからねーんだよなぁ・・・、どっち行けばいいんだろう・・・。」 その頃、爆炎たちは・・・。 爆炎「・・・、おっそーい!何やってんだ!?あいつは!」 信吾「何か、事故にでもあったんじゃ・・・。」 爆炎「ありえん!あいつが事故なんて!逆に、あいつが事故おこしそうだよ!」 信吾「・・・、なら、道草くっているだけですかねぇ・・・?」 爆炎「うーむ・・・、なら探しに行くか、今から。」 信吾「そうですね、一番早い方法ですね、いきましょう。」 その頃紅蓮は・・・。 まだ迷っていた。 紅蓮「・・・、マジやっべぇ・・・、だれか助けてぇ!」 ???「・・・、みっともないぞ・・・、紅蓮。」 紅蓮「んだとぉ!?って修羅か?」 修羅「そうだ、心配できてみたら、このざま、情けねぇ・・・。」 紅蓮「黙れ・・・、って何で俺の名を?言ってないじゃん。」 修羅「・・・、そんなことよりも、早くここから出て行け、さもないと・・・。」 紅蓮「道教えろ。」 修羅「・・・、はいはい・・・、分かりましたよ・・・、一緒に行ってやるよ・・・、行くぞ・・・。」 紅蓮「イエーイ!」 続く・・・。 |