032122 ランダム
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黒色花

黒色花

第十一話「真実」

満月の夜・・・。
都市の、暗い路地で事件は起きた・・・。
グラエナ「はあはあ・・・!」
一匹のグラエナが、路地を走り回っていた・・・。
何かに怯えるように・・・。
ドン!
グラエナは、何かにぶつかった・・・。
グラエナ「うわ!」
???「お主を殺しても、拙者には何の利益もない・・・、だがあの方の命令なら・・・、お主を殺す。」
グラエナ「やめてくれ!やめてくれよぉ!」
???「問答無用・・・。」
謎の人物は、背中から、一本の刀を取り出した・・・。
???「あの世で泣き叫べ・・・。」
グラエナ「うわああああ!」
ザンッ!
壁に、血がビシャとついた・・・。
???「任務完了・・・。」
謎の人物は、スッと刀を戻した・・・。
???「・・・、朝か・・・。」
朝日がのぼってきた・・・。
何事もなかったように・・・。
その頃、紅蓮たちは・・・。
紅蓮「ふわーあ・・・、テレビのリモコンっと・・・。」
紅蓮は、寝ぼけた顔で、リモコンを探していた。
紅蓮「あっ、あった。」
紅蓮が、パチッとテレビをつけたら・・・。
テレビ「臨時ニュースです!」
紅蓮「臨時ニュースゥ?」
テレビ「今日、午前5時ごろ、何者かによって、殺害されたグラエナが発見されました。」
紅蓮「殺害ィ?物騒な世の中だな。」
テレビ「手口は、鋭い刃物によるものと考えられています。」
紅蓮「刃物ねぇ・・・。」
テレビ「おそらく刀でしょう、皆さんも気をつけてください。」
と、最後にそういい残したあと、臨時ニュースは終わった。
紅蓮「・・・、刀ねぇ・・・。」
爆炎「ウィース。」
爆炎が起きた。
紅蓮「おはよう、凄いことになっているぜ、刀で殺害だってよ。」
爆炎「ふーん、それは怖いな・・・。」
信吾「おはようございます。」
紅蓮「お、起きたか、おはよう信吾。」
爆炎「ウィース。」
信吾「どうしたんですか?そんな顔して。」
紅蓮「朝っぱらから、暗いニュース聞いて、元気になれっか、とりあえず朝飯食うぞ。」
信吾「はーい。」
そして、少しの時間がたった・・・。
紅蓮「フィー・・・、さあ、仕事だ。」
爆炎「えー、もう?」
紅蓮「働かない者食うべからず。」
爆炎「わかったよ。」
信吾「今日の仕事は、結構大変ですよ。」
紅蓮「なんだよ?」
信吾「お城の掃除。」
紅蓮「うわっ!かったりーーーーー!」
爆炎「紅蓮・・・。」
紅蓮「分かっている、行くぞ。」
爆炎「よし!行くか!」
信吾「レッツゴー!」
そして、結構歩いた後・・・。
紅蓮「ここか・・・、想像以上に凄い広いな・・・。」
爆炎「こんなところを掃除なんて、凄いぞ・・・。」
信吾「さ!やりましょう!」
信吾は、もう掃除の格好をしている。
紅蓮は、はあ、とため息をつき・・・。
紅蓮「わかった、やるぞ。」
爆炎「あいあい・・・。」
しかし、紅蓮たちをのぞいている、謎の人物がいた・・・。
???「アイツが紅蓮・・・、さっさと片付けて終わらしたいものだ・・・、この刀のさびにしてやるぞ・・・。」
信吾「さあ、はじめますか・・・。」
信吾は、大きな王宮みたいなところにいた。
実際に、王座見たいなものが見える。
信吾「それにしても、何でこのお城の人は、何処にいったんだろう?旅行にでかけているっと聞きましたが・・・。」
信吾が、あたりをキョロキョロをみわたしていると
???「終わりのない旅行に行きましたよ。」
信吾「誰ですか!?」
王座みたいなところから、声が聞こえる。
なんと、誰もいなかったはずの王座にハッサムが座っているではないか!
ハッサム「どうも、初めまして、戦闘員ナンバー13548、ハッサムの乱慈と申します、以後お見知りおきを・・・。」
信吾「戦闘員ナンバー13548?」
乱慈「もう一ついうなれば、私は終戦管理局の者です。」
信吾「もしかして・・・。」
乱慈「そうですよ、私がね・・・。」
信吾「あなた!自分がやったことを・・・。」
信吾の体をゾクッと悪寒がはしった。
乱慈が、にらんでいるのだ・・・。
乱慈「どうしてですか?生きている価値のない人たちでしたよ?あなたは、知らなかったようですが、あの人たちは、威張り散らして、弱い人を助けなかった。」
信吾「だからって・・・。」
乱慈「殺すことはないんじゃ、でしょ?だから生きている価値がない、そういったはずです。」
信吾「・・・。」
乱慈「そして、あなたも生きている価値はない、消えて下さい。」
信吾「ここで消えるわけにはいかない、大事な仕事があるんですよ。」
乱慈「強情な・・・、楽に死ねませんよ!」
その頃、爆炎は・・・。
爆炎「あー、この広い廊下を雑巾がけねぇ・・・。」
爆炎は、延々と続くかもしれない廊下にいた。
爆炎「ど畜生!できるのかこんなの・・・、誰だ?」
???「お、僕に気づくとは・・・、やるねぇあんた!」
爆炎「出て来い・・・、さもないと・・・。」
爆炎は、サッと振り向くと、火炎放射を繰り出した!
???「おおっと危ない!」
ヒラリを火炎放射をかわすと、爆炎の目の前に、ニューラが出てきた。
ニューラ「僕、戦闘員ナンバー04530の白、宜しく!」
爆炎「戦闘員だとぉ・・・?」
白「僕、終戦管理局の人だよ!」
爆炎「!、もしかして、お前・・・。」
白「うん、僕がね・・・。」
爆炎「てっめぇ・・・。」
白「正義ぶったって無駄だよ!あの人たちは、逝ってよかったんだ!」
爆炎「お前、何したのか、分かってんのか!?」
白「うん、いらない人を片付けた。」
爆炎「ヘッ・・・、なら、正義にかけて、てめぇをぶっ潰す!」
白「つぶせるかな!?アハハハ!」
その頃紅蓮は・・・。
紅蓮「ひっろい、居間だな・・・。」
紅蓮は、大きな居間にいた。
紅蓮「さあーて、掃除を始める前に・・・、まずあんたを掃除するぜ。」
紅蓮が、振り向くと、アブソルがいた。
アブソル「分かっていたか・・・、流石は、我が旧友。」
紅蓮「フン・・・、俺は、お前を旧友とは思っていない、なあ戦闘員ナンバー47654、アブソルの黒影・・・。」
黒影「それは心外だな・・・、お主も一緒に終戦管理局にいたろう?」
紅蓮「あんなとこ嫌だね・・・、俺は、お前を掃除したくてウズウズしてんだ・・・。」
紅蓮は、戦闘態勢に入った・・・。
黒影も、ゆっくりと背中から刀を抜いた・・・。
黒影「拙者はいたぶるのは好まん・・・、あっという間にお主を殺す。」
紅蓮「ハッ・・・、やれるもんならやってみな・・・。」
信吾「グア!」
信吾は、ドサッと床に倒れた。
信吾「まだまだです・・・。」
乱慈「ほお、まだやりますか、私の攻撃をまともに受けているのに・・・。」
信吾(駄目だ・・・、普通にガードしてもダメージが・・・、なら!)
信吾は、乱慈に突進を仕掛けた。
乱慈「私の攻撃を・・・、防げるとでも!きりさく!」
乱慈のハサミが、信吾に襲い掛かる!
だが!
バシッ!
信吾は、乱慈の攻撃をサッと受け流した!
乱慈「何!?」
信吾「今度は、こちらの番です!」
信吾は、乱慈のふところに入り込み、顔面に思いっきりずつきをぶつけた!
乱慈「うごぉ!」
クワアアアンと、いい音が響いた・・・。
信吾「○×◇△☆◎♪!」
信吾は、あまりの痛さに頭を抑えながら転げまわった。
乱慈「くそぉ・・・、ここで終わるわけには・・・。」
乱慈は気絶した・・・。
信吾「いてて・・・、はやくここから出ないと・・・、あと紅蓮さんたちと合流しないと・・・。」
その頃、爆炎は・・・。
爆炎「ちっくしょ!」
白「ははは!当てれるもんなら、当ててみな!」
爆炎は、白の素早さに苦戦していた。
爆炎(これ以上、無駄なPPは使えない・・・、一発で決めないと・・・。)
爆炎は、その場にじっと立った・・・。
白「攻撃をやめたの?じゃ、バイバイ!」
白が、思いっきり早いスピードで、爆炎に近づく!
爆炎「今だ!」
爆炎は、炎の渦を白に向かって繰り出した。
白「しまっ・・・!」
ボウン!と、炎の渦が、白を包み込む!
白「うわ・・・、うわあああああ!」
炎の渦は、勢いを緩めない・・・。
爆炎「そのまんま、焼き猫にでもなってろ・・・。」
爆炎は、紅蓮を探すために、廊下を出て行った・・・。
その頃、紅蓮は・・・。
紅蓮「うらっ!」
黒影「はあ!」
紅蓮と黒影は、まだ戦っていた・・・。
そろそろ、体力もつきかけてきたのか、二人とも息が荒い。
紅蓮「ハッ・・・、もう体力、ねえぜ・・・。」
黒影「フッ・・・、こっちもだ・・・。」
紅蓮「おい、テメェ、何で終戦管理局にいるんだ?あんなところいなくても・・・。」
黒影「あの方が、いる・・・、そう零様が・・・。」
紅蓮「零・・・?」
黒影「ああ、そうだ・・・、拙者だって好きでこんなことやってない・・・。」
紅蓮「ならさっさと・・・。」
???「黒影君、君には失望したよ・・・。」
紅蓮「誰だ!」
黒影「この声は・・・、零様!」
零「大当たり♪紅蓮君、挨拶がしたい、後ろ向いてよ・・・。」
紅蓮は、後ろを見た、だがそこには誰もいなかった・・・。
紅蓮「・・・?」
黒影「グウ!」
紅蓮「黒影・・・、!」
なんと、黒影の体を手が貫いているではないか!
黒影「零様・・・?」
零「うん、君は死んでくれ♪」
黒影「そ・・・、そんな・・・。」
黒影に、紫色の炎がついた。
見る見る内に、黒影の体を包んでいく!
黒影「うがあああ!」
紅蓮「黒影!くそっ!おい零!出て来い!」
ヒュ・・・。
紅蓮の目の前にミュウツーが現れた・・・。
零「どうも初めまして、紅蓮君、君に頼みたいことが・・・。」
紅蓮「い・・・、嫌だ!もうあんなところには・・・。」
零「そうじゃなくて・・・。」
零は、紅蓮に何かを耳打ちした。
その瞬間・・・。
紅蓮「グ・・・、グアアアアア!」
いきなり、紅蓮が苦しみだした・・・。
零「ハハッ♪やっぱり、力を抑えていたんだね・・・。」
爆炎「紅蓮!」
信吾「紅蓮さん!」
零「あっ、君のお友達が来たよ・・・、といってもわかんないか。」
紅蓮「ガアア・・・、アアアア!」
爆炎「な・・・。」
零「君達にいい事を教えよう、僕はね、紅蓮のバケモノの力を覚醒させてあげたの、いい事したでしょ?僕。」
信吾「え・・・?」
零「じゃ・・・、僕は、ここで、さようなら。」
零は、ヒュッと消えた。
紅蓮「グウウウ・・・、アアアアアア!」
紅蓮の体を炎が包んでいく・・・。
爆炎「くそッ!」
信吾「紅蓮さーん!」
ボッ!と紅蓮を取り巻く、炎が消えると・・・。
紅蓮「グルルル・・・、キサマラ・・・、ゼンイン・・・、コロス・・・。」
紅蓮は、獣のように四つんばいになり、後ろには、大きな影がちらついていた。
爆炎「こりゃ、相当やばいぜ、紅蓮の熱気が凄すぎる・・・。」
信吾「クッ・・・。」
信吾は、ガクッとひざをおった・・・。
爆炎「お前には危険だ・・・、早く逃げろ。」
信吾「でも・・・。」
爆炎「さっさといけえええ!」
信吾「・・・、分かりました・・・。」
信吾は、タッと走り出した・・・。
爆炎「さあ、やるか・・・。」
紅蓮「グルルル・・・。」
第十二話に続く・・・。


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