船ニ乗ル
夫が入院で知り合った 紀伊長島の漁師さんの所に遊びにいく。紀伊長島とは 三重県 南へ海岸沿いにでっぱった所の向こう側。熊野灘に面した 港町。えび漁の網にかかっていたサザエとホラ貝を 焼いていただく。サザエのキモ(?)黒いとこを 食べようとしたら 「ええっ それ食べんの?捨てへんの?」この辺の人は食べないのだという。そしてホラ貝。はじめてたべる。身がでかい。すごい歯ごたえ。噛みきれないので口いっぱいに貝!味が濃い。へんな味の部分や すっぱい部分もある。ぬるぬるしている。一個でおなかいっぱい。お昼は巨大海老フライの定食をごちそうしていただく。贅沢~~午後から えび漁の漁船に乗せてもらう。港から漁船に飛び乗るのが怖い。へっぴり腰だ。時間になると グループの小型の漁船がいっせいに沖へとむかう。まるで騎馬兵がいっせいに駆けるようなそれはそれは勇壮でかっこいいんです。頭の中では ファイヤーエムブレム(注:ニンテンドーのゲームです)の進軍時のBGMが流れるのです。ポイントに到着。網をしかける。引き上げるのは夜中~朝方なんですって。大変な仕事です。船にまつわる話や怪談など聞く。夜はおうちで さかな三昧。お刺身 煮つけ お味噌汁 お茶漬け・・おいしいんです。魚は買ったことはないという。ふらっと港にいけば 誰かしら魚と牛乳(謎)をくれるというのです。うらやましい。夫が 魚の煮つけを丁寧にたべようとしていると「そんなにきれいにたべんでいい いくらでもあるんやから」ぜいたくです。おみやげに 魚をたっぷりいただき帰って数日はうちも さかな三昧でした。夫は足が治ったら かつお漁船に乗せてもらうらしい。