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大和撫子は眠らない

大和撫子は眠らない

vol.2「中曽根×石原」

2005.1.23「報道2001」
中曽根康弘(元・内閣総理大臣)×石原慎太郎(東京都知事)
2005.01.23「憂国の志士ら、吠えるの巻。」より

OPのVが開けてカメラが下りると、スタジオに掲げられた大きな日の丸が映し出される。いいですねぇ~♪「2001」は、テーマに沿ってたびたびこうして国旗をスタジオセットの中に自然に取り込んでいます。
他の番組ではこうはいかない。素晴らしい。

半世紀以上の悲願であった
「憲法改正試案」をまとめた中曽根氏。
そして従来から「アメリカに与えられた憲法は破棄し、新憲法を作るべきだという石原慎太郎氏。


●黒岩祐冶(メインMC)
「大前提として、今これ(試案)をまとめられた、その自在認識から伺いたいんですが」

●中曽根康弘(元・内閣総理大臣)
「まず、国民の皆さん過半数以上が憲法改正をやろう、そういう気分が一番の基本で、改正の基盤が出来つつあるということ。第二番目に六十年経ちましたが色々欠陥が出てきている、第九条、その他、これは思い切って直さなければ普通の国家になれない。三条にはやはり日本は21世紀を見据えた色々足りない部分を入れようと。結局はマッカーサーに占領された日本の古い後遺症から脱却すると。占領政策の後遺症から脱却して、本当の日本人の国家を築こうと、そういう意気込みに燃えてやったわけです」

●石原慎太郎(現・東京都知事)
「僕はね、中曽根さんとの個人的なかかわりを踏まえてね、万感胸に迫るものがあります。86歳になられるひとりの人間がね、死ぬまでひとつのこと(憲法改正)をムキになって追っかけるっていうね、こういう日本人いなくなりましたよ。僕は決してへつらいでもなくてね、本当にね感動したの」

●竹村健一
「ニッポン人には日本が足りない~アメリカ人・藤ジニーさん・・・(と書かれたフリップ取り出して)、日本旅館の奥さんになった人がこういう本出してるんですよ。日本憲法には日本が足りないという言葉をね、日本のことを書いてない、ということをね、ここでは云っておきます」

●石原
「物欲しげでオドオドしててね、いい子になりますいい子になりますってね(笑)。日本民族の持ってる可能性、これからの世界文明の展開の中で日本人が持ってる能力をね、そういうことも入れて欲しかった。そりゃ隣の中共に比べたらね、全然話にならないくらい、日本人が持ってる能力ってのは、評価する人ってのはわかってると思うけど、あるんですよ。そういうことをもうちょっとね、朗々とヌケヌケとうたってくださいよ(笑)」

☆第九条について色々やりとりあって~
●竹村
「やっぱりね、何処の国の国民でも自分の国の歴史がこんなに素晴らしいんだということを知ったらね、それを守るときに国民が命をとするのが当然だと。ですから今の日本国憲法には日本の国がどんなに素晴らしい国であったかということを書いてないというのが第一で、今度書かれるから。そしたらおのずから国民がこの国が長く続くように、永続するように頑張ろうやないかと思うようにになるわけですね、憲法の全文と軍隊を持つかどうかというのは密接に関係しているんだということ。 だから自分の親や祖先をね、敬えるようなことをしといたらその子供は、そうや、オヤジのためにもちゃんと頑張らないかんと思うようになると思う。それが今の日本の憲法には無いということを、今ここに、テレビで、見てる人たちにもう一度反省してもらいたい。
意図的にアメリカは日本が素晴らしい国だということを憲法に入れさせなかった、ということですね」

●石原
「これは我々の意思で作ったものじゃないんでね、こういう重要な提言をさらに前提としてね、私は国会でハキ、という言葉を使ったの。ただね、今いる国会議員もずいぶん最近の歴史だから知ってるでしょう。ずいぶん若造みたいな議員もいるよ。現憲法にね、果たして日本にとっての歴史的な正当性があると思いますか?という単純な質問をして白黒させたり、棄権させたりする奴もいるでしょ。しかし僕は過半はね、正当性がない。そういうね、国民の代表の国会議員の共通認識をね、一回確かめといてこういう大切なことを積極的な議論の対象にする必要があると思うね」

☆アメリカと中国にどう向き合うのか
■VTR■
~アメリカで、15年後の世界を展望した驚愕の文書
「NIC国力情報会議報告書」が発表された。
その文書には何と、21世紀は中国とインドが牽引するアジアの時代となり、
日本は中国に対抗するか、それとも追随するか選択を迫られることになるという~~

●中曽根
「15年後・・中国自体が今のままで中国のままで行けるか?内部矛盾がかなり出てきていると。8年のオリンピック、10年の世界万博までは矛盾を防いでなんとかやっていくだろうしかし、それが終わった後中国がどうなるか?それはまだわからない。今までの押し縮めてきたこと、農民らが爆発するかもしれない。そういう危険性が充分あるのでね、中国とインドが世界をリードするというのは危険な予言ですね」
●石原
「僕も同感でね、ありえませんよ。ライスやブッシュが云った自由は大事なことでね、自由って全くないね、独裁国家は他にもありますよ、北朝鮮なんてもっと大きな中国ですよ?偉そうにねえ、日本に来てる50の若造が云ってるけどね、あいつが生まれたのは戦後10年でしょ?彼らは一回もね、中国大陸で市民社会ってのを経験したことないのよ?そりゃ香港に住んでたら別ですけどね。香港は暴動起こすわけですよ。ヘンな法律つくろうと思ったら60万の人が出る。あんな小っちゃな島で。
それくらい国民大衆ってのは本質的なものを感じてるわけね。
今の中国なんて偉そうなこと云ってるけどね、上流中流下流っていう経済の一番上の大事な流れはね、オリジナルなものを作って世界に広げる技術の開発から製品の開発能力というのが全然無いんです。だからIBMなんてね、もうアメリカで持て余されて誰も買い手が無いものをあそこは買う。それぐらいしか無いの、手立ては」
△(注)あいつ=王毅駐日大使△

●黒岩
「アメリカにとって日本の存在感がどんどん小さくなってるってこと?」

●中曽根
「私はそうは思わないね。アメリカは腹の中で中国との対話の問題もを抱えて
定期的にお愛想もし、仲良くしてるという発想ですすみますけどね、やっぱり今度トランスフォーメイションというやり方で軍備の体系を変える。今までは敵はソ連だった。共産主義滅びちゃった。敵はなくなった。じゃあ軍隊何処へ使うか、ヨーロッパにある軍隊を相当動かして、アジアから湾岸に対して使おうと。それも大きな手段だと使いにくいからみんな小さくしてしまって、
そして精密誘導兵器の素晴らしいのを持たして、そして自由に機動的に弾力的に柔軟的に活躍できるように転換している。そのために座間にね、ある意味で司令部を持って来たいと。色んなそういう軍隊がインド洋から湾岸にかけて展開されるでしょう。その指揮系統を日本に置いとくと。中心の指揮はハワイですけど、そういう形で今動こうとしているわけですよ。それなのに日本をね、
軽視するわけにはいかないですよ」

●黒岩
「じゃあ、この報告書ってのは戦略であると?あんまり気にしなくていいんですね」
●石原
「それはね、全くナンセンスだね」
●島田(サブ)
「対抗か追随を迫られるって書いてあるんですけど」
●石原
「追随・・・?してるっていうのはバカな財界でねぇ、総理大臣に靖国に行くなとかねぇ、てめえらの金欲しさのエゴでね、そーーーいうことを云うから
バカにされるのよ?」

☆続いても、日中関係について
~日中世論調査のフリップで
・日本→中国に親しみを感じない、が58.2%。
・中国→日本に親しみを感じない、が53.6%

●石原
「いちばんの功績者は今の中国の大使だね。あの若造がね、小生意気に云えば云うほど日本人は反感持ちますよ。何ですか?!あの!何にも知らないくせにね、エラソーにねぇ。ああいうことやればやるほど日本人の心離れていくしね。こないだ岡本行夫くんが、ホント慨嘆してたけどね。総理もだめなの。
こないだチリかなんか行って胡きんとう?あれが戦争中、日本人が2000万も中国大陸で殺したって?そんなん殺してませんよ!中国人が中国人殺した。
同胞がいちばんたくさん平気で殺したのはシナ人だからね。
毛沢東が何人殺しました?文化大大革命で?3000万ですよ?」
△(注)しつこいですが、あの若造=王毅駐日大使です△

~~以下、靖国問題等でえんえんと憂国節が続くのですが、ひとまずここで(^_^;)

と云いつつ、竹村氏のコーナーはどうしても書いておかなければならない。

●竹村
「これは、高崎経済大学の八木秀次さんという先生が書いてる記事に出てるんですが、日本の憲法をやるスタートの日は、
何と、2月12日のリンカーンの誕生日だった。
その論議を終える日は、ワシントンの誕生日である2月22日。
いいですか?その次にですね、何と、4月29日は昭和天皇の誕生日だったんですが、この日に戦犯の極東軍事裁判の起訴状が提出されて、何と、今の天皇の誕生日(平成天皇)12月23日に、被告の絞首刑が行われた、と。
こういうことを考えたらね、憲法を作るときに日本のことを考えんとリンカーンとワシントンのこと考えとったと。
そして、我々の天皇陛下のその誕生日にわざわざ選んでそうしたと。
・・・僕は親米的ですよ。ずっといままで色々関係をよくしようと思った。
しかし、占領軍というのはそんなもんなんだと。
そんなとこで出来た憲法だったと、皆さん覚えて欲しい」



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