第6回 渡る世間は鬼ばかり
【箱入】生豆乳入!春さくらケーキ 【全国送料無料キャンペーン中】【箱入】昔ながらの杏ジャム入~和ロール美濃さくら幸楽の厨房です。加津(宇野なおみ)がいます。何をしているのでしょうかと思って注目しましたら、おつまみでした。そうでした田口(村田雄浩)さんが来ていたのです。眞(えなりかずき)は、真っ向から反対です。加津の盛り付けたおつまみは、さつき(泉ピン子)によって忽ち却下されてしまいました。勇(角野卓造)が田口に聞いたのは初婚ですか?たったのそれだけでした。どうやら、先妻の子供が居ないのですねと言う事を確認したかったようです。愛となさぬ仲の子どもを抱えての苦労をさせなくて済むのなら、それでいいのでしょうね。久子(沢田雅美)は客観視しています。どう思っているのでしょうか?ちょっと気になりました。ですが、久子は田口の良さを認めています。そればかりか、田口に今、一方的に引かれて、打ちひしがれた愛(吉村涼)をなだめてもいます。意外でした。久子にもいい所があるのだと思いました。田口は身をかがめるようにして帰りました。どこまでも謙虚な人のようです。あんなに謙虚な人は珍しくもあります。 その晩、勇は外見だけを見ることの無い愛にほっとしています。さつきは、田口が身を引いてくれて良かったのだという事です。お互いのずれに気付かぬまま、ただ納得して夜が更けました。 明くる朝、愛は今の仕事を辞めると言い出しました。本当でしょうか?田口の居る会社へは行きたくないらしい。どうやら、田口とのお付き合いは諦めたようです。男にあんなにあっさりしかも一方的に引かれたのでは、諦めるより他無いようです。勇は腑に落ちませんが、眞とさつきは安堵しました。 眞が株を買いました。100万も彼女(渋谷飛鳥)から借りたといっています。今のところ、うまくいっているようです。彼女ですが、新聞社かテレビ局に勤めたいらしい。愛も昔テレビ局に勤めたがっていたことを思い出しました。案外、この彼女は普通の人なのかもしれませんね。 愛は店に出ています。出前もしたいという事です。愛が店に積極的になってきて、面白くない人が二人います。聖子(中島唱子)と久子。聖子はケイタリングにでも行こうかなということのようです。それはいいとして、久子が問題です。いつから、幸楽の跡継ぎは久子の娘、加奈(?)になったのでしょうか。簡単に店を継ぐという言葉を発するようですが、その際の厨房はつまり板さんは誰がするのですか?加奈がする?ただ、此処で言う問題とは板さんとか、そういうことではありませんが。勇は今はそんな事はまだ問題ではないといっています。その通りでもありますね。 田口が来ました。おや、何をしに、と思ったら、勇が呼んだのでした。うかない顔のさつきです。とたんに乾杯です。叉ですが、眞は、真っ向から反対です。おっと、勇から爆弾発言が出ました。愛を嫁に貰ってやってください。謙虚すぎる此の男に、はめられたかのようでもあります。そうではないと思いますが。勇は上機嫌なまま、酔いつぶれてしまいました。さつきは、相変わらず怪訝な顔です。ちょっと、あんた!と言いたそうです。田口と愛の居る席で、酔った上でのことですからと言う一言で、一気に不穏な空気にと変わりました。 叉、その日の晩です。勿論、話は愛の事です。勇は、若くて格好のいい男はダメなんだ。城代(宮下裕二)の時に最初だけでも猛反対した勇の気持が今、判りました。さつきからすれば、若くて格好のいい男のどこが悪いのよ、でしょうね。私もそう思います。ですが、びっくりしたのは、勇から愛が姑の苦労をしないで済むという言葉が出たことです。父親として、立派でもあります。考えようによっては、勇は賢いのかもしれません。愛を手元に置いておけるからと言う理由もあるようですし。さつきに注目しました。勇から出た姑という言葉についてどのように反応するか。ですが、姑の存在よりも、やはり社会的地位にこだわっています。考える余裕がありません。 翌朝です。母の夢があると言うさつき。では、愛は母のさつきの夢の為に結婚しなければならないのでしょうか。愛は、昨日の事で当然嬉しがって居ます。城代よりもすばらしいと田口の事を褒めています。眞とさつきはこの言葉にびっくりしました。私も、びっくりしました。勇が起きてきて、結婚式や住居の話までもが出ています。すっかり、その気の愛。あんたっ!!とさつき。急浮上した式の話。此のことで何故か、愛は幸楽の跡継ぎです。ただ、愛は嬉しくて言っているだけなんでしょう。 おかくらです。すっかり、おかくらの存在を忘れていました。大吉(宇津井健)はたまには日向子(大谷玲凪)を迎えに行ってやれよと言うのですが、GPS携帯でしょうか、其れを持たせているから迎えにいく必要はないという長子(藤田朋子)。いくら、何事もないからと言って、こんなにまで子供の事を構わない長子のやり方にも、ちょっと賛成できませんね。何だか、日向子が、可哀想です。さつきが来ました。ちゃんとした企業に勤めて家を建てるだけの経済力のある人がいいのだそうです。愛の学歴に見合うところを出ていなくてもいいのでしょうか。そう言うと、突然、わぁーっと泣き出しました。今までに余程こらえていたと見えます。その為に、名門の私立に入れたのだと言って。あの時は、大変でした。勇と姑のキミ(赤木春恵)の猛反対でした。それを、押し切ったのは、さつきよりも、大吉でした。むしろ、さつきは勇とお義母さんがあんなに反対しているからと、大吉に入学金の振込みを断ったほどでした。振込みの期限の迫った朝、さつきから大吉に電話がありました。まだ、その時は振り込んでは居なかったのですが、大吉はもう振り込んだから戻しては貰えないよと嘘をついてまで(その日のうちに振込みは済ませました。)、私立の女子中学でしたか、そこに強引に入れたのでした。あの時は、大吉の強い愛情がこちらにも、伝わりました。肝心の愛は、塾の先生が受けてみたらと勧めたのでという気軽な気持だったのでした。受験は内緒でした。合格して、入学手続きも水面下で進められました。入学式までは、幸楽内での、ごたごたが解決していました。あの時も、さつきは賛成が得られないのならと、愛をおかくらから学校へ通わせる覚悟で居たのでした。そんな大吉が思い出されるだけに、今度の事にどの様に出てくるのだろうかと思います。 幸楽です。出前には愛が行くようです。そうなると何故か、愛は幸楽の跡継ぎと言う事になってしまいます。跡継ぎという言葉に敏感に反応する久子。勇は田口が気に入っていて上機嫌です。こちらの思うとおりになる人だから、だそうです。確かにそうでは、ありますね。 跡継ぎなんか要らないと言うさつき。継がなくていいから、夢に叶うような結婚をして欲しい。さつきの今までの苦労も並大抵のものでは有りません。自分のことはさておいて、何よりも子供達のためと、その為ならばどんな苦労も厭わずに、むしろそれを支えにするかのようにして身をこにして働き続けてきたさつき。辛抱に辛抱を重ねた苦労の連続の生活でした。叉、さつきの離婚問題に発展しそうです。そう言われて、田口に会うよと言い出した大吉。うんざりしていると言います。身内と縁を切って一人でさわやかに生きたほうがいいという大吉。タキ(野村昭子)の影響も無くはないようです。こんな問題はもう、御免被りたい、ですがこんなさつきを目の当たりにして断れない大吉でした。大吉と勇は、正反対ですね。大吉の五人の娘達は、誰一人として岡倉の姓を名乗ることなく、出て行きました。愛は幸楽に入って働く、跡継ぎだとも言っているのです。精魂込めて育てた娘が大吉と勇では、反対の行動をしようとしています。だから、なのでしょうか。